562話 ページ7
童磨「返事はくれないのかい?」
『いやまず本気なのか分からない、っていうか初めて告白される相手が鬼とか、しかもこんな何考えてるかも分からない相手とか。』
童磨「酷い言われようだなぁ。」
猗窩座「大変だなお前も。」
『ですよね。』
童磨「酷くない??」
『そもそもこういうことしか言わない相手を普通好きになりますか?』
そう聞くと、にこにこしていた顔を一瞬真顔にした後、また笑う。
童磨「仕方ないだろう?胸が昂って仕方ないんだ。
気が付いたらこうなっていた、こんな風に胸が昂ぶったのは初めてなんだ。」
『…ええ、』
童磨「君の顔を見る度に、どうしようもなく愛おしく感じる。
笑顔を見る度に、この笑顔を守れないかと思ってしまう。
傍に居るだけで、もっと近くに行きたい…このままずつと一緒に居られればいいのに…そう感じている。」
今までとは何となく違うその笑顔に、何も言えなくなって固まる。
童磨「俺はいつの間にか、自分でも気付かない内にAのことを好きになっていたんだ。」
…この人は、ほんと、
童磨「このもやもやが何かも分かったし昂ぶりも何か分かったし、何だかすっきりしたなぁ!
あとはAからの返事が聞けたら一番いいんだが、聞かせてくれないかな?」
良い笑顔で、何を言うんだよ、お前は…
『はー…』
溜息を吐きながらその場にしゃがみ込む。
猗窩座「…おい、大丈夫か?」
『…だから、初めてなんですよ。』
告白されるのも、思われるのも。
717人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウル(プロフ) - 556話で童磨さんの生きていたんだね!っていうセリフが生きいたんだね!になってますよ!!!誤字指摘すいませんでしたっ、毎話楽しく読ませてもらっています! (2020年3月14日 3時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
プリン?(プロフ) - 王様ゲームで伊之助が全然出てこない……。楽しく読ませてもらってます! (2020年2月3日 14時) (レス) id: f60100673f (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - いつも楽しみにしています。この小説をみて思ったのですが、玄弥君が出てきていませんね? (2019年10月24日 16時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
みぃたろう(プロフ) - あ、あれ…童磨さんって"殿"付けて…あれ……。変わりましたっけ…?ごめんなさい、いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも頑張ってください!! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 6afeba1e2c (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 誤字がどうしても気になったのがあったので指摘させてください。orz。質問してみたのところで宇髄さんが、ド派手に誤字ってて何を言いたいかわからなくなってるのです。 (2019年10月16日 22時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ