階級・甲の癸さん拾参

584話 ページ29

「「「「『王様だーれだ。』」」」」



桜花「来た来た私だ〜！」



待ってましたと言わんばかりにそんなことを言っている。



…おうちゃんのことだから、手始めに何を命令するかは分かっている。



桜花「十二番と十三番、愛してるよゲームして♡」



宇髄「愛してるよげえむ？」



『愛してるよ、と言い合って先に照れた方が負けの遊戯ですね。』



おうちゃんはそれを見ているのが好きだからね…(真顔)



『十三番でーす。』



不死川「お前当たりすぎだろォ。」



『僕の後ろに鏡でも設置してあるのかご都合血鬼術により王様に僕の持っている番号が分かるのかとか考えましたけど違うみたいなんで純粋に運が悪いらしいです。』



不死川「お前取り敢えずご都合血鬼術とか言うなァ。」



あ、すみませんつい…((



胡蝶「はい。」



そう言いながらにこやかに手を挙げるしのぶさん。



胡蝶「十二番です。」



『えっ、しのぶさんと愛してるよゲームとか純粋に僕得かもしれない…。』



桜花「それを見れるとか私は確実に得してる。」



めちゃくちゃ嬉しそうだな、おうちゃん。



そんなことを思いながら、取り敢えずしのぶさんの前に座る。



『よろしくお願いします。』



桜花「わくわくする〜。」



胡蝶「Aさんと愛してるよと言い合えるのは嬉しいですね。」



あっ、ごめん今の尊さにやられたわ((



甘露寺(楽しみね…！こういうの…！)



さて…やりますか。

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