階級・甲の癸さん拾弐

512話 ページ4

『…！？！？っ、！？！？！！？！？え！！？！？！！！！！？！！』



理解不能過ぎてかなり変な声が出たけどそれは許して欲しい。



蛇さんは伸ばした手で僕に何か衝撃になることはせず…そのまま僕を、抱き締めた。



今日何人にも抱き締められてはいるけど、此処まで衝撃が走ったのは初めて。



蛇さんに抱き締められたの三回目だよね、いや何も言わないんですけど何！？



宇髄「おー、マジか。」



『他人事かよいや他人事だよね適当かよ！？(頭抱え)』



いやなんて言うのかな、ちょっと可愛いとか思っちゃったから末期だよね！？(頭抱え)



伊黒「…寝坊し過ぎだ馬鹿者。」



小さくそう言った蛇さんの声が聞こえ、心配させてしまっていた中の一人だというのが分かる。



…煌先輩にも言ったけど、この人かなり心配してくれていて…僕はそれを知っていたから。



『寝坊しちゃいました、おはようございます蛇さん。

出来れば寝起きに一つ…いや三つほどお饅頭が食べたいです。』



伊黒「殴られたいのか。」



『いや怖いわ。』



確かに調子乗った自覚はありますよ？？



ありますけどそこまで言うことなくないですか？？



癸泣いてしまいます。



『蛇さん〜みんな目を丸くしてます、離れてくださいませんかね、桜餅さん見てますよ。』



伊黒「だから何だ。」



『まさかのだから何だ。』



流石にそう来るとは思わなかったからビビる。



いやほんと多分僕今目が点。

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