階級・甲の癸さん拾弐

534話　桜花side ページ27

伊黒「冗談は其処までとして…その子どもは何だ。」



あ、冗談だったのねww



桜花「伊黒さんなら顔見れば分かるんじゃない？」



伊黒「何を言っている……」



さねみんが抱っこしたままAを連れて行く。



『…？？』



Aが不思議そうに伊黒を見ると、伊黒はAを凝視していて。



いやめちゃくちゃビビってるから勘弁してあげて。



伊黒「…………………………癸？」



桜花「ご名答だね。」



伊黒「……………………………………………………血鬼術か。」



桜花「冷静に分析すんなwwww」



めちゃくちゃ考えてたから冷静ではないのかww



はー、心の中読んでみたい。



伊黒(幼い頃はまだ目を怪我していないのか…いや当然か、確か冨岡が助けに行くのが遅れたために傷が付いたと言っていたはず…だとしても、幼い頃は此処までも純粋そうで…髪は短かったのか、俺より短いな…肩までか、本当に短い…今の長い髪も良いがこれはこれで…って俺は子ども相手に何を考えている…いや…だがかわ…)



桜花「おーい伊黒さん？」



伊黒「！？！？！？何だ！？」



桜花「いや吃驚しすぎね。」



不死川「何考えてたんだよ。」



伊黒「と、特に何も考えていない！！」



絶対色々考えてたよね、じゃないと今の時間はないよね。



そう思うものの、何処か顔の赤い伊黒さんを弄ったりしたら面倒そうだからやめることにした。



桜花「はー…にしてもA可愛いなぁ。」



本当に可愛い…

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