階級・甲の癸さん拾弐

530話　桜花side ページ23

煉獄「よもや！愛らしいな！」



次の日になった。



今日最初に訪問してきたのは煉獄さん。



来てすぐにAを見つけてそう言ったかと思うと抱っこし出した。



やめてあげて吃驚してる。



泣きそうなの必死に我慢してる顔してる。



竈門「れ、煉獄さん、癸さん人見知りなので…あと高所恐怖症…。」



煉獄「む、そうなのか？」



煉獄さんがそう言うと、Aは炭治郎に手を伸ばして助けてくれと言うようにしている。



それに気付いた炭治郎がAを抱っこする。



いやぁ…可愛いなぁ…(真顔)



竈門「大丈夫か？」



『…ん、大丈夫です、ありがとうございます…。』



まだ子どもなのにしっかり敬語も使って…いや、外せなかったのか。



煉獄「怯えさせてすまなかったな！」



『や！あの！怖がって、すみません…。』



可愛い…(頭抱え)



煉獄「気にするな！癸は幼い頃からしっかりしているのだな！」



そう言われると、少し不安そうな顔をしながら問い掛ける。



『…大きくなった私は、みなさんに態度悪くしてたりしてませんか…？』



うーん、めちゃくちゃしてるなぁ…(遠い目)



煉獄「うむ、してないぞ！」



桜花「…え、」



煉獄「大きくなった君は、いつも俺達のことを考えてくれる素敵な女性になった！

だからそんなに心配せずとも、そのまま成長すれば大丈夫だぞ！」



そう言って頭を撫でる。



…うん、煉獄さんってそういうところあるよね。

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