階級・甲の癸さん拾弐

527話　桜花side ページ20

竈門「そうか、血鬼術で…可愛いなぁ。」



我妻「可愛すぎるよ癸さん！！！！」



嘴平「こんなんじゃ勝負出来ねぇじゃねぇか。」



その後すぐ来たかまぼこ隊の面々も、様々な反応をする。



可愛いよね、うん…伊之助に限っては何か不服そうだけど。



『…猪？』



嘴平「あ？」



『可愛い…。』



…そうだったね、Aにとっては蛙以外何でも可愛い対象だったね。



蜘蛛見ても可愛いとか言い出す人だったね。



『猪…。』



そう言いながら猪(伊之助)を撫でる。



嘴平「ばっ！やめろ！！ほわほわすんだろ！クソ！！」



そう言って離れる伊之助を見ながらしゅんとするA。



そんなAを見て少し固まった後、静かに頭を差し出す伊之助。



Aはそんな伊之助に対して輝く笑顔を見せた後、頭を撫で始めた。



んー、可愛い(真顔)



我妻「あーほんとに可愛い…大きくなったら結婚しようねぇ。」



おいこら判断の鈍い子どもにそれを言うなんて卑怯だぞこの野郎。



『…？結婚は好きな人としないといけないんですよ…？』



うん、その心配はなかったね、Aは大人びてる子どもだったって聞いたわ、うん(真顔)



竈門「こんなに可愛いと抱っこしたくなるなぁ。」



『抱っこ…？』



そう言いながらこてん、と首を傾げて両腕を開く。



んんんんっ(萌死)



竈門「よーし、高い高い！」



『ひゃっ』



桜花「あ、炭治郎、A高所恐怖症。」



竈門「えっ、ごめん！！」



…あ、A涙目…。



あ、それ見て善逸倒れた。



…あーあ(他人事)

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