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490話 胡蝶side ページ32

胡蝶「…髪、伸びましたね。」



癸さんの髪の毛を軽く持ちながらそう呟く。



…出会った時は、まだ肩より長めなくらいの…背中の半分に到達するか、くらいの髪で。



正直、最初は何でこのような弱そうな女性が柱候補なのか分かりませんでした。



柱になった所で、すぐに死んでしまいそうな…そんなか弱そうな、女性。



みなさん女性なのは気付いていませんでしたけど。



ただ…不死川さんと手合わせをしたのを見て、肋を折られながらも立ち向かう姿を見て。



何故だか…守りたい、と思うようになったんです。



それなのに何かと怪我をしながら帰っては来るし…怪我をしているのに抜け出して何処かへと行くし…それこそ、伊黒さんの言うように猫のようで…自由奔放。



あなたが怪我をして此処に来る度、どれだけ私が心配していたと思いますか?



…いつか、姉さんのように命を落としてしまうんじゃないか。



私の元から…離れて行ってしまうんじゃないか。



そう思うと、怖くて仕方ありませんでした。



…今のこの状況が…怖くて怖くて、仕方ないんです。



ねぇ、癸さん…早く目を覚ましてください。



それで…私が怒っているのを見ながら、「ひえっ、ごめんなさい!!」…そう言いながら、また前みたいに私と一緒に薬を作りましょう。



私はもう…誰のことも失いたくない。



…あなたのことを…失いたくない。



…早く起きてください、寂しいです…話がしたいです。



胡蝶「…起きてください…癸さん…。」

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ぽっぽ - これ、夢小説界隈にいていい人じゃないよ、、この話の作り方とか、天才のソレ夢小説以外でもこの人の作品をよんでみたい。オリキャラの配置がもう神、、、 (4月20日 2時) (レス) @page44 id: b2924b43fc (このIDを非表示/違反報告)
狐狸 - 累くんsideのところでとどめを打たれました。え?はやいって?仕方ないじゃん!涙が勝手に出てきたんだもんっ! (2020年7月8日 18時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
63:927393 - 涙が…止まらないです…めちゃ感動です。 (2019年11月7日 0時) (レス) id: 878066c85e (このIDを非表示/違反報告)
7112424 min(プロフ) - なんだよこれ…涙線崩壊しちゃったよ… (2019年10月23日 9時) (レス) id: a6cc06d7a9 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 階級・甲の癸さんの拾壱を、見たんですけど、泣いて親にうるさいって言われました☆ (2019年10月16日 18時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月12日 20時

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