478話 過去 ページ20
「名前なんて言うの?」
『…癸A…』
美澪奈「Aちゃん!私星瞳美澪奈(せいどうみおな)!よろしくね!」
高校に入ってすぐ、私には友達が出来た。
みおとはすぐに仲良くなって、私はみおと呼ぶようになったし、みおは私を呼び捨てするようになった。
美澪奈「私Aと出会えて良かった!」
『ふふ、私もそう思う。』
みおが私にとっては一番だった。
今まで誰かに認められるなんてことなくて。
そんな私を親友も言ってくれるみおが、大切で大好きで。
美澪奈「Aは私の親友だから!他の人には渡さない!」
他にも友達が出来ると、そう言って抱き着いてきた。
そんなみおが可愛くて、日に日に好きになっていった。
家で言われることに耐えられたのは、みおが居たから。
『みお、いつもありがとね。』
美澪奈「何急に!?照れるんだけど!?」
『調子乗るな。』
美澪奈「急に冷たくない!?」
みおに出会えてなかったらどうなってたかな。
そう思うとやっぱり、みおは私にとってかけがえのない存在だった。
美澪奈「私僕っ娘好きなんだよね!」
『あー、だからたまに僕になるんだ。』
美澪奈「ふふ、まーねー!Aって僕似合いそうだね!」
『男勝りって言いたいのかこの野郎。』
美澪奈「冷たくない!?純粋にね!?」
…ああ、僕になったのはこの辺りだったかな。
みおが理由で僕は…僕になったんだ。
美澪奈「髪の毛が長くて、ツインテールが一番なんだけど!」
『それは無理。』
美澪奈「あっはい。」
…髪を切らないでいるのも、みおが理由だ。
669人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽっぽ - これ、夢小説界隈にいていい人じゃないよ、、この話の作り方とか、天才のソレ夢小説以外でもこの人の作品をよんでみたい。オリキャラの配置がもう神、、、 (4月20日 2時) (レス) @page44 id: b2924b43fc (このIDを非表示/違反報告)
狐狸 - 累くんsideのところでとどめを打たれました。え?はやいって?仕方ないじゃん!涙が勝手に出てきたんだもんっ! (2020年7月8日 18時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
63:927393 - 涙が…止まらないです…めちゃ感動です。 (2019年11月7日 0時) (レス) id: 878066c85e (このIDを非表示/違反報告)
7112424 min(プロフ) - なんだよこれ…涙線崩壊しちゃったよ… (2019年10月23日 9時) (レス) id: a6cc06d7a9 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 階級・甲の癸さんの拾壱を、見たんですけど、泣いて親にうるさいって言われました☆ (2019年10月16日 18時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ