階級・甲の癸さん玖

401話 ページ37

『…可愛い。』



「…？」



…目の前に居るのは栗花落カナヲちゃん。



にこにこしながら僕を見ていて、可愛くて仕方ない。



『僕は癸A…あ、あの時はすみません…。』



そういうと、にこにこしているものの口は開かない。



…炭治郎くんのあれ、まだなのかなぁ…。



するとあのメダル(違う)を手にし、上に弾こうとする。



パシッ



カナヲ「…！？」



その手をそっと止めると、驚いた顔で僕を見てくる。



『…あなたの意志で、聞きたいな。』



桜花(…やっぱり知ってそう…私と同じ、転生者…？)



そう言うと、少し黙り込んだ後…



カナヲ「…栗花落カナヲ、気にしないでください、お互い敵同士なら仕方ないので。」



そう言った。



ああああ可愛いなカナヲちゃん可愛いなぁ！！(頭抱え)



『うん、まああの時は敵同士でしたけどこれからは味方同士ですから仲良くしましょうね！！』



カナヲ「…？」



『嫌なら良いですけど()』



そう言いながら手を離すと、離した手を握ってくる。



『…？』



カナヲ「…嫌じゃ、ない。」



…はー、可愛すぎて辛いなぁ！？(頭抱え)



『それなら…良かったです…。』



桜花(…癸さんには愛される力がある…誰の心でも開かせる力がある…。

多分…私もその中の一人なんだと思う…癸さんに、心を開いてる。)



取り敢えず可愛すぎたからカナヲちゃんの頭を撫でてみる。



そんなに嬉しそうにしないでくださいキュン死してしまう。

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