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200話 累side ページ17

「ひひひっ…この女、稀血じゃねぇか…!!」



「お、鬼…!!誰か助けて…!!」



「うるせぇ…黙って喰われろ!!」



「ひっ…」



スパッ



「…!?何だ!?俺の腕があ!!!」



そう言う鬼を見ながら、人間の前に立つ。



累「…ねぇ、邪魔なんだけど。」



冷めた声を放ちながらそう言えば、鬼は驚いたように僕を見る。



「何だてめぇ…鬼じゃねぇか!!」



「…!?」



「稀血狙いか!!」



再生に時間の掛かっている鬼を無視して人間の女を見る。



「ひっ…」



僕の姿を見ながら怯える人間に、一言言い放つ。



累「…邪魔だから、消えて。」



「……え?」



累「此処に居たら死ぬよ。」



そう言えば、人間は驚いたように僕を見ながら、小さく「ありがとう」と言ってから走っていく。



「てめぇ…鬼のくせに何で人間を助ける!!彼奴は稀血…ご馳走だろうが!!」



そう言われ、糸を指に絡めあやとりをしながら考える。



…確かに、前までの僕だったら喰らってた。



でも…



累「Aの作る料理の方が美味しいから…。」



「意味分かんねぇよ!!」



そう言って掛かってくる。



…辞めたとは言え、僕はこう見えて元々十二鬼月…この程度の鬼は敵じゃない。



鬼を血鬼術の糸によって絡め取り、冷ややかに見つめる。



…このまま朝までここに置いておいて、陽に当てて燃やすかなぁ…。



累「…僕に勝てると思わない方が良いよ。」



「なんなんだ…てめぇ…!!」



…その時、何処からか誰かが走ってくる音がする。



現れたのは…



累「…あ、A…」



『…累くん…あなた…』

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冬柱 - とても面白かったです!これからも楽しんで読みます (2020年6月10日 8時) (レス) id: b9f902c15f (このIDを非表示/違反報告)
まちろ - 迷いなく好き。風柱と合同任務?は今の所見た事ないので、リクエスト?として…更新頻度高くとても嬉しいですが、無理無く、頑張ってください。 (2019年10月28日 21時) (レス) id: b9b969728c (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - 凄く面白いです。鬼滅の刃、見てなかったんですがこの作品を見てファンになりました。ありがとうございます。更新大変だと思いますが頑張って下さい。 (2019年10月12日 19時) (レス) id: f2976f8dda (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - まる。さん» リクエストくださってありがとうございました〜!!!! (2019年10月8日 16時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - お泊まり会……!リクエスト書いてくださってありがとうございます! (2019年10月8日 16時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月7日 16時

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