階級・甲の癸さん肆

177話 ページ40

桜花「─────…！？！？」



目を覚ました私は、とても汗をかいていて。



ああそうだ…確か、少し休もうと思って…それで…



桜花「…眠っていたのか…。」



…何か、凄く大事な夢を見ていた気がするけど…夢って忘れやすいっていうもんな。



まあ仕方ないか…。



桜花「…最後の日、か。」



今日で最終選別終わり…早く炭治郎に会いたい。



…炭治郎はきっと、あの手鬼を倒したはず。



桜花「…錆兎が死んで…義勇さんは…」



あーっ、今考えても無駄無駄！！



桜花「…はあ、」



…この最終選別中、いつ鬼ってバレるかが怖くて私は助ける以外で人と関わらなかった。



そんなことしてるから…この最終選別で生き残るのは、五人なんじゃないでしょーか。



にしても…あの善逸ポジションの烏天狗の面の人…怖い怖い言ってたけど、最終選別生き残ってるんだよな。



まああれだけの強さがあれば当然かなー。



桜花「ていうか何で烏天狗の面？」



私達が鱗滝さんから貰った狐の面と同じようなもんなのかな。



よく分かんないけど…



桜花「早く刀欲しいなぁ、色変わりの刀…。」



私の使う虹の呼吸の刀は、どんな色の変わり方をするのかな。



桜花「…楽しみだな。」



なんて、気が早いかもしれないけど…私は確実に生き残るから。



だから考えられるのかもね。



桜花「………善逸に会いたかったっ」



会いたかったよ善逸…また今度ね…！！



あ、外行けば会えるわ(真顔)

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