階級・甲の癸さん弐

80話 ページ35

『…とまあ、そう言った感じで、お師匠様は今まで通りだけど可愛いからいいにしても、炎柱さんには何かと絡まれるし、派手派手さんも何故か構ってくるように(いじめてくるように)なるし、桜餅さんは甘味好きってことで何かを買ってきてくれるようになるし、それもあって…いや前からなんですけど蛇さんには一番いじめられるしで…もうここ最近疲れが溜まって前向くのも歩くのもキツイし…それなのに連続で任務があって今晩も任務だし…』



不死川「…そうなのかァ。」



取り敢えずベンチ(？)の有る所まで行き、不死川さんに愚痴を聞いてもらう。



何でトラウマ相手に愚痴を聞いて貰っているのかは分からないけど…親身に聞いてくれるなんてほんと…(頭抱え)



『言い訳に聞こえるとは思いますが、本当に疲れてて…気付かなかったんですよ嘘なしで…』



不死川「それだけ柱に絡まれりゃあそうもなるだろォ。」



…今気付いたけど、この人めちゃくちゃいい人か？(真顔)



不死川「まあ仕方ねェ…これからは気をつけろよォ、じゃねえと舐められるぞォ後輩にも。」



…あれ、もしかして、



『強面さん、僕が舐められたりしないためにお説教してくれてました…？』



そう聞くと、一瞬図星って顔をしたあと僕の頭を押さえつける。



不死川「んなわけあるかァ！！調子に乗るなァ！！」



『すみませんすみません僕が悪かったので許してください！！』



そう言えば離してくれる不死川さん。



…あれ、伊黒さんよりずっと痛くない…優しくしてくれたのかな。



…優しいかよ(真顔)

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