階級・甲の癸さん弐

50話 ページ4

煉獄「何処から来るのだろうな！」



『何でそんなに楽しそうなんですか貴方。』



ちょっと流石に意味分からないよ、なんて思いながら煉獄さんを目を細めながら見る。



あー嫌だ…ほんとに嫌だよ僕…帰りたい…死にたくない…お師匠様…。



煉獄「近頃は下弦の鬼に近い力を持つ鬼が多発しているらしいな！」



『あの！？今怖いこと言うのやめません！？』



煉獄「よもや！いずれは十二鬼月とも戦うことになるだろう！

そんなに怖がっていては身が持たなくなるぞ！」



『新人隊士に十二鬼月を倒させようとしないでください！？』



この人絶対頭おかしい！！(失礼)



鬼狩りにはマトモな人間が居ないのかなって思ってくるよ！！



『死にたくない…死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない…』



煉獄「ならば倒すまでだな！」



『無理…無理無理…絶対死ぬ…僕そんなに強くないから…死ぬ…』



血鬼術を使われたりしたらまずい気しかしないんだよ…



シュッ



…なんて考えていたその時、突然目の前を何かが通る。



でもそれは一瞬で…全然気付かなかった。



煉獄「鬼だな！！」



『今の感じ的に…今回の鬼の血鬼術は瞬間移動って所でしょうか…！？』



煉獄「そうらしいな…気配は二つ！少年、行けるか！」



『行けなくても行くしかないんですよねえ！？』



煉獄「うむ！その通り！」



『分かりましたよもー！！』



これは…腹括るしかないなぁ…！！

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