階級・甲の癸さん弐

70話 ページ24

冨岡「…十二鬼月を倒したのか。」



『そーなんですよねー…』



今日は家ではなく外出した先で鮭大根食べてますお師匠様と継子の癸です。



冨岡「…そうか…。」



『それで柱になるよう強制しようとしてきたのが派手派手さんと蛇さんで…たまたま任務が合同任務…いやあれはたまたまじゃないな…。』



冨岡「…十二鬼月を倒したのにならないのか？」



『命が惜しいです。』



そう言いながら鮭大根を食べてほくほくするお師匠様を見る。



…ほんとに整った顔してるなぁ、ご飯中以外は相変わらず2m以内に入れない(入りたくない)けど。



冨岡「烏天狗の面を付けて戦う鬼殺隊…有名だがな。」



『んんっぐっ』



思い切り噎せました癸です。



『…どういうことですか？？』



冨岡「目立たないために付けさせた面が、逆に目印になってしまったようだな。」



…考えてもみればそうなんだよね。



僕の顔ってお世辞にも可愛いとか言えない平凡な顔で。



気に入られるとかないしあったにしても紛れちゃいそうな顔してるよね。



なのに烏天狗の面付けてるとか…寧ろ見つけてくれって言ってる感？



…死んだ(頭抱え)



『ああああああ無理！！死ぬ！！外さないけど！！』



冨岡「…良いのか？」



『お師匠様に貰った面を外せるわけないじゃないですか一生大切にします…！！』



冨岡「………」←嬉しい



『羽織も一生かけて大切に使わせていただきます…！！』



冨岡「……………」←継子が可愛くて辛くなってきた人



『お師匠様のこと大好きですから…！！』



冨岡「…俺もだ…」←頭を抱えながら悶絶中



…お師匠様が好きすぎて辛い(頭抱え)(悶絶)



(※似た者師弟※)

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