階級・甲の癸さん弐

69話 ページ23

産屋敷「十二鬼月を倒した？」



流石に想定外だったのか少し動揺しているような感じを見せてくるお館様。



すみません僕にもよく分かってないんです、十二鬼月なのは確かなんですけど。



『…雨の呼吸って強いんですね。』



宇髄「いやそれを使ったお前の力だろ。」



『派手派手さん少し黙ってはくれませんかね？？』



いやほんと人権問題、僕は嫌って言ってる。



産屋敷「出来るものなら…やっぱり君に雨柱になって欲しいんだけどな。」



『いや、ほんと、お断りさせて頂きたい…』



伊黒「やるよな？」



『ひえっ眼力っ』



ねぇねぇねぇねぇほんと眼力ヤバイんだけど勘弁してくれないかな。



僕何も悪くないよね発言の自由を寄越せ。



産屋敷「…そうだな…Aを無理矢理柱にさせるのはよくないと思っているんだ。

いくら力があって強いとしても、まだ入隊して二週間も経っていない…。

それなのに無理矢理はよくないからね…出来れば自分からなるように言って欲しい。」



『無理かと！？』



伊黒「お館様に偉そうな口を利くな。」



『痛い痛い蛇さん痛いです頭無理矢理押し付けるのやめませんか！！！』



もうほんと此処には強制させる人しか居ないんですか勘弁してってば。



伊黒「お前は、柱に、なるよな？」



『洗脳か？？？なりませんよ？？』



宇髄「斬った相手がここまで渋ってるって思ったら彼奴もなぁ…十二鬼月だったのになぁ…」



『断りづらくするのやめてください！？』

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