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65話 宇髄side ページ19

宇髄「…腐ってんな。」



其処に居たのは、兄弟の弟の方であろう…人だった“モノ”。



今までも見てきたようなものだが…思わず目を逸らしたくなる。



伊黒「…これは彼奴には刺激が強過ぎるんじゃないか。」



あんだけネチネチ言ってるが、こいつはもう半分以上彼奴のことを認めてるんだろう。



さっきから彼奴を見るこいつの目は心配そうだ。



宇髄「そうだな…俺達が何とか、」



『貴方さぁ。』



…その時、突然声を出す。



『…その子達の“声”、聞こえないんか。』



陸「…何言ってんだてめぇ…」



『“痛い”、“苦しい”、“助けて”、“もうやめて”…“お兄ちゃん会いたいよ”…。

その子達の、苦しそうな“声”が、貴方には聞こえてないのか。』



…何を言っているのか分からず、首を傾げる。



彼奴らは確実にもう手遅れ…どころか、もう既に…



宇髄「…何が聞こえてんだ…?」



『…分かんねぇならもう良いよ、言い訳も何も聞いてやる必要はねぇよな。』



すると突然…今まで閉じていた瞳を、開けた。



陸「何言ってんだ…俺は十二鬼月だぞ!!」



『だから何だ?』



彼奴の目は…怒りに染まっているわけでもなく…ただただ、冷たい。



『十二鬼月だから何…?そんなん関係ないわ。』



陸「何だと!!」



『十二鬼月だろうと何だろうと…人の声を聞きもせず、命を奪う…。

…そんな、お前みたいな奴は…僕が、殺す。』



…そういいな…刀を、抜いた。



『全集中、雨の呼吸…捌ノ型・小夜時雨。』

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- どうやって剣を振るだけで雨が降るんですか????意味がわかりません (2021年7月20日 22時) (レス) id: 8ecfd55735 (このIDを非表示/違反報告)
- キラキラした目の累くん…………めっちゃかわいい!! (2019年10月22日 22時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
カビゴン可愛いよね(プロフ) - いつも楽しませてもらってます!今読み直してて思ったのですが、弐の93話、一番下から二行目のところが、出来てるになっています! (2019年10月12日 15時) (レス) id: 4caa5ba391 (このIDを非表示/違反報告)
弥雪(プロフ) - めっちゃ面白い! 頑張ってー (2019年10月12日 13時) (レス) id: 3264335349 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 中原悠さん» ありがとうございます!!頑張ります〜!! (2019年10月5日 17時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月4日 20時

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