階級・甲の癸さん弐

60話 ページ14

宇髄「そう言えば、俺も此方だったな今日の任務。」



そう言いながらついてくる宇髄さん。



『三人で合同任務とかだったら笑っちゃうんですけど、今日狙われるのは兄弟なんじゃなかったですか？』



伊黒「三人でも兄弟と言われれば兄弟だろう、だが髪の色的に兄弟と思われるとしたら俺とお前という結論に至ったはずなんだが？」



『髪の色ならお師匠様も黒なのに…。』



どーせならお師匠様との合同任務が良かったなぁ…なんて失礼なことを考えながら進む。



『兄弟狙うっていうのも中々趣味悪いですよね…』



宇髄「確か兄弟の弟の方だけ攫われてくんじゃなかったか？」



『…兄弟の弟の方だけ…って言ったら僕じゃないですか。』



伊黒「お前いくつだ。」



『年齢聞くなんて失礼ですね、多分貴方よりかは下だと思いますよ。』



女性ですからね、こう見えて。



まあ17歳っていう若さだから言っても良いんだけど言わないよ面倒い(何が)



宇髄「地味に年下か？」



『年齢にまで地味と派手を使ってくるとは…でも多分地味に年下ですね。』



伊黒「辞めろ、合わせなくて良い。」



いや合わせますよ、其処までノリ悪くはないですから。



『でもまあ、僕は地味も派手も何でも良いと思うなぁ…』



宇髄「ん？」



『死なないで済むなら僕はこの際何でも良いので(真顔)』



伊黒「お前が柱に誘われる意味が本当に分からない。」



額抑えないでよ悲しくなるじゃん。

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