91話 ページ46
『帰りました〜。』
あまりの痛みに蚊の飛ぶような声を出してしまう。
血が止まらないよ〜ほんと夜じゃなくて良かった…。
冨岡「A…!?」
血の匂いがしたからか、凄く急いで僕の所へ来たお師匠様。
冨岡「…任務で怪我をしたのか…!?」
『あ、や、任務帰りに…』
冨岡「また転んだのか?」
『いやこれどう見ても転んだ怪我ではないと思うんですけど。』
逆に転んでこれだけの怪我する人居るなら見てみたいよ。
どれだけ不幸体質なんだよ。
いや不幸体質どころの問題じゃないよ。
なんて自分で自分をツッコミながらお師匠様を見ると、思ったよりも青い顔をしている。
あっ、これかなり心配させてるタイプのアレですね。
『お、お師匠様…?多分致命傷ではないと思うので平気ですよ…?』
冨岡「平気なわけあるか…血が止まらないでいるのに…」
『その内止まると…ていうか僕って稀血なんですね。』
冨岡「稀血…!?」
『稀血の中の稀血…よりも極上の稀血らしいです。』
童磨さんがそんなこと言ってたなー、なんて思い出しながら言う。
冨岡「…A…今まで怪我なんてしたことがなかったのに…。」
『いやぁそれが奇跡ですよねぇ…流石に上弦の鬼はキツかったです。』
冨岡「上弦の鬼…!?」
『上弦の鬼ですね。』
そう言うと、一瞬だけ考える素振りをしてから僕を横抱きにする。
…んん??
冨岡「考えるのは後だ…行くぞ。」
『えっ行くってどこに。』
冨岡「蝶屋敷だ。」
……………んんん!?!?
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葵 - どうやって剣を振るだけで雨が降るんですか????意味がわかりません (2021年7月20日 22時) (レス) id: 8ecfd55735 (このIDを非表示/違反報告)
月 - キラキラした目の累くん…………めっちゃかわいい!! (2019年10月22日 22時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
カビゴン可愛いよね(プロフ) - いつも楽しませてもらってます!今読み直してて思ったのですが、弐の93話、一番下から二行目のところが、出来てるになっています! (2019年10月12日 15時) (レス) id: 4caa5ba391 (このIDを非表示/違反報告)
弥雪(プロフ) - めっちゃ面白い! 頑張ってー (2019年10月12日 13時) (レス) id: 3264335349 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 中原悠さん» ありがとうございます!!頑張ります〜!! (2019年10月5日 17時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
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