72話 ページ26
『何処ら辺かなぁ…』
そう言いながら歩き進めている夜中です。
早めに任務が終わったから今日は彼処に来ています。
『…あ!居た!累くん!』
元気に声をかけると、驚いた顔をして見てくる累くん。
累「…本当に来たんだ。」
『約束したじゃないですか。』
そう言って笑い掛ければ(面付けてるけど)、嬉しそうに笑い返してくれる累くん。
は??可愛いか???
累「人間だから…その場凌ぎの嘘なのかと思った。」
『指切りげんまんしましたもん、意味知ってますか?』
累「…何だっけ。」
中々怖いよね。
『指切り、拳万、嘘吐いたら針千本飲ます。
そのまんまですよね、嘘吐いたら指切って万回殴って針を千本飲ませる。
僕はそうなりたくないので怖いので約束は守りますよ!!』
そう言えば、くすくすと笑いながら手招きする。
それについていくと、家…?のような所の縁側に座る。
すると其処の隣をとんとん、と叩くから…多分座れってことだと思う。
『おー、此処からだと月がよく見えますね。』
累「Aは月が好き?」
『好きですよ、綺麗ですし。』
…ってより、
『天候全てが好きかな。』
累「…天候?」
『んー、太陽も、月も、雲も、霧も、星も、雷も、雪も…虹も、全部好き。』
全てがあるから、僕は今此処に居られる…何か欠けてれば、人は生きていけない。
累「僕は雨も好きだけどね。」
『…え?』
累「恵みの雨、って言うでしょ。」
…そっか、
『そうなのか…。』
888人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵 - どうやって剣を振るだけで雨が降るんですか????意味がわかりません (2021年7月20日 22時) (レス) id: 8ecfd55735 (このIDを非表示/違反報告)
月 - キラキラした目の累くん…………めっちゃかわいい!! (2019年10月22日 22時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
カビゴン可愛いよね(プロフ) - いつも楽しませてもらってます!今読み直してて思ったのですが、弐の93話、一番下から二行目のところが、出来てるになっています! (2019年10月12日 15時) (レス) id: 4caa5ba391 (このIDを非表示/違反報告)
弥雪(プロフ) - めっちゃ面白い! 頑張ってー (2019年10月12日 13時) (レス) id: 3264335349 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 中原悠さん» ありがとうございます!!頑張ります〜!! (2019年10月5日 17時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ