35話 ページ37
産屋敷「さて…それじゃあ行こうか。」
『………何処に?』
産屋敷「ついておいで。そうすれば分かるよ。」
そう言われ、仕方なくついていくことにする。
…お師匠様怖すぎて受け入れちゃったけど、僕甲になったんだよね?
癸よりずっと危ないような仕事が入り始めるってことだよね?(真顔)
ちょ、ほんと何なんですかお師匠様、自分の継子にそんなに早死にして欲しいですか??
そもそも百以上の鬼達を倒したのが僕って何の話なんですか其処から詳しく教えてはくれませんか…ほんと…。
産屋敷「私は少ししてから行くから…義勇、Aを連れて行ってあげてくれないかな。」
冨岡「御意。」
そう言って歩いて行くお師匠様の後をついていく。
元々、僕にはお師匠様についていく以外の選択肢はないんだ。
『…お師匠様。』
冨岡「…何だ。」
『僕には…百以上の鬼達を倒した記憶が…嘘ではなく本当にありません。
だから…この先も鬼を怖がるし、死にたくないと喚くし、人を困らせてばかりになると思います。』
お師匠様は返事もせず、立ち止まることもせず進んでいく。
『…それでも…お師匠様を、守りたいと思った…その気持ちに偽りはありませんでした。』
多分…その気持ちが僕に何らかの変化を持たせたんだと思う。
『だから、僕、出来る限りのことを頑張りますね。
…お師匠様が…僕に教えてくれたことを、忘れずに…』
そう言うと、一瞬立ち止まったお師匠様が僕の頭を撫で…すぐに歩き出す。
冨岡「…期待している。」
ああ、嬉しいなぁ…。
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伊織(プロフ) - 最後まで読ませていただきました!すっごく面白くて学校行っている間も気になって仕方ないくらい面白かったです!私は伊黒さんが好きなのですが夢主ちゃんと伊黒さんとのやり取りが本当に面白かったり感動したりで何回も読んでしまいました。これからも応援してます! (2019年12月8日 23時) (レス) id: 2de2d52782 (このIDを非表示/違反報告)
ロコモコ♪ - 階級甲の癸さん壱〜見させていただいていますが、どれもとっても面白いです!特にシリアスな部分が伏線あって泣きながら読んでましたぁ。私は伊黒さん推しなので夢主さんとの絡みが本っ当に大好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます♪ (2019年11月29日 22時) (レス) id: a94e10dddd (このIDを非表示/違反報告)
しゃーりー - 最新まで最近読み終えました!作者さんの鬼滅の他作品も見させていただきましたがどれも面白く大変楽しく読ませていただいています!始めから読み直していますが伏線が多く読みごたえがありもう好きです(更新を気長に待っていますので無理はなさらないでください! (2019年10月30日 21時) (レス) id: b90b56b3c8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 十二鬼月のことなんで知ってる?って、十二鬼月のはなししてたやん。お面くれるときに (2019年10月12日 21時) (レス) id: e1da86b5ff (このIDを非表示/違反報告)
LiSA(プロフ) - 心月美玲さん» 返信嬉しいです!!!ありがとうございます!!1週間でこのレベルは凄いですよ…ユーザーランキングは1位、それぞれの作品はすべて総合1位を獲得済み、凄すぎます!!尊敬します…応援してます〜! (2019年10月12日 19時) (レス) id: b9e407c70f (このIDを非表示/違反報告)
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