2話 ページ4
冨岡「………お前はこの家の者か。」
『違いますね。』
ハッキリと答えたものの、何故か目を細めて見られたせいで僕のメンタル一気に削がれました(遠い目)
仕方ないじゃん何か分かんないけどトリップしてたんですから!?
なんて思っていると、彼は口を開く。
冨岡「…ならば何故この家に居た。」
『行く所のない僕をこの家の人が置こうとしてくれたから…?』
其処まで言ってとんでもない悲劇に見舞われていることに気が付く。
…鬼に喰われる以前に僕、餓死する系?(真顔)
冨岡「…つまり、行く場所は?」
『………ないですね…。』
冨岡「………」
はい、沈黙訪れましたー!!(頭抱え)
…ていうかあれなんだね、ほんとに灰になっていくんだね…鬼になると骨さえ残してくれないのかぁ…何だか悲しい生き物だなぁ。
取り敢えず他を考えるより先に、僕は頸を斬られてしまった鬼へと向く。
『…おやすみなさい。』
これは、残酷な言葉だよね。
おやすみ、って言って、二度と目を覚ますことなんてないんだからさ。
冨岡(鬼に対して言ったのか…?何故…)
鬼は何を思ったのか涙を流し、僕の方を見ながら…完全に灰となった。
…きっと、死にたくなかったに決まっている。
鬼にだって、不本意ながらになったに決まっている。
『…辛かったろうなぁ…。』
波乱万丈な生き様になったんだろうな、きっと。
本人は望んでもいなかったはずなのに。
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伊織(プロフ) - 最後まで読ませていただきました!すっごく面白くて学校行っている間も気になって仕方ないくらい面白かったです!私は伊黒さんが好きなのですが夢主ちゃんと伊黒さんとのやり取りが本当に面白かったり感動したりで何回も読んでしまいました。これからも応援してます! (2019年12月8日 23時) (レス) id: 2de2d52782 (このIDを非表示/違反報告)
ロコモコ♪ - 階級甲の癸さん壱〜見させていただいていますが、どれもとっても面白いです!特にシリアスな部分が伏線あって泣きながら読んでましたぁ。私は伊黒さん推しなので夢主さんとの絡みが本っ当に大好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます♪ (2019年11月29日 22時) (レス) id: a94e10dddd (このIDを非表示/違反報告)
しゃーりー - 最新まで最近読み終えました!作者さんの鬼滅の他作品も見させていただきましたがどれも面白く大変楽しく読ませていただいています!始めから読み直していますが伏線が多く読みごたえがありもう好きです(更新を気長に待っていますので無理はなさらないでください! (2019年10月30日 21時) (レス) id: b90b56b3c8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 十二鬼月のことなんで知ってる?って、十二鬼月のはなししてたやん。お面くれるときに (2019年10月12日 21時) (レス) id: e1da86b5ff (このIDを非表示/違反報告)
LiSA(プロフ) - 心月美玲さん» 返信嬉しいです!!!ありがとうございます!!1週間でこのレベルは凄いですよ…ユーザーランキングは1位、それぞれの作品はすべて総合1位を獲得済み、凄すぎます!!尊敬します…応援してます〜! (2019年10月12日 19時) (レス) id: b9e407c70f (このIDを非表示/違反報告)
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