44話☆ ページ46
『…さて、帰りますよ。』
この人は…どうして武士になることにしたのだろう。
それが気になって仕方ない…。
「…?」
…ふ、と、“何か”の気配がする。
『どうしました?』
「…気配がして。」
私が良く、“関わっていた”種類の“存在”の気配が。
『…なるほど、誰でしょうか。』
そう言いながら、刀に手をかける。
??「…ほう、人間の割には勘が良いのだな。」
…待っっっっって!?
今の声って…
『…どなたですか。』
??「名乗る必要などない…此処には偶々通りかかっただけだ。」
やっぱり…やっぱりあの人は…!!
「風間千景…!!」
風間「…貴様、俺を知っているのか。」
鬼だよ!?鬼族だよ!?
待って結構好きだよ風間は…!!
…風間さんの方が良いのかな…(真顔)
一方では変態呼ばわりされている風間さんが目の前にいるよ…!!(失礼)
『…葵さん?』
「ええと、その、」
『…そう言えば、貴女は情報収集に長けていましたね。』
…あれ、もしかして今合わせてくれた…?
『…貴方は今、通っただけなんですね?』
風間「ああ。」
『それでは、ここで今刀を交える必要性はありませんよね。』
風間「そうだな。」
その言葉を聞き、私を背に隠しながら風間さんから離れようとする。
…その時、
『葵さん!』
そう言って、千桜さんが私の背中を押した。
ギインッ
…振り向けば、風間さんと千桜さんは刀を交えていて…
「…え、」
今の、一瞬で…?
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