彼女がモブを通す理由４

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『皇氏最近眠いって思うこと増えたんだよね。』



矢巾「健康じゃん、良かったな。」



『ショートスリーパーだから眠れはしないんだけどもね。』



矢巾「何だよそれ辛いな。」



『そうだね、ところで京谷くんは文化祭参加してくれるんかな。』



矢巾「急すぎるだろ…さあ、しないんじゃね？」



『しなかったら無理矢理にでも連れて来るしかないかなぁ…。』



矢巾「何で？」



『全員強制参加って、僕、言ったよね…？』



矢巾(ヤバイ、目がマジだ。)



さてさて、何だかとても楽しみな皇氏、京谷くん誘って来ようかな…。



金田一「あ、あの、皇さん…。」



『ん？』



金田一「怖くないんですか？京谷さんのこと…。」



…あー、目付きも悪いし寡黙だし髪型もあれだし…普通怖いのかな？



『じゃあ聞くけど、僕のガチギレと京谷くんどっちが怖い？』



金田一「………えっと、」



『素直に。』



金田一「皇さんです。」



うん、僕のガチギレじゃなく僕なんだね、ちょっとグサッときたかな。



『まあそういうことだよね、怖くはないよ。

…ハッキリ言って、ガチ目に危ない奴らと知り合いだから恐れている暇はないよね。』



国見(…あー、ギャングとか言ってたなー。)



京谷くん、アイツらの下っ端みたいで可愛いよ？

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