毒舌な彼に愛情を【二口堅治】

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『え、え、にろくん？何で居るの？え？』



にろくんは練習してるはずだよね？



なのに何で今ここに…あ、もしかして舞ちゃんが行けって言ったとか？



もー、優しいけどちゃんと練習して欲しかったなー。



『にろくんわざわざ来てくれるなんてやっぱりツンデレなのかな、ほんとは私のこと大好きなのかな！？』



二口「通常運転で安心したよ、一人でも大丈夫だったみたいだな。」



『ちょっと待ってUターンしないで此処まで来たなら一緒に帰ろう？ね？？』



クルッと後ろを向いて帰ろうとするにろくんにそう声をかける。



瀬見「…雪宮の好きな奴って…」



天童「二口くんだったんだ〜！」



『にろくんってかっこいいのに可愛くてそれでいて優しくてほんとに完璧だと思いません？？』



白布「…ふーん。」



二口「お前白鳥沢の人達と知り合いだったわけ？」



『いや、私が知り合いだったのはそこの前髪ユニークセッター。』



白布「誰が前髪ユニークセッターだ。」



天童「賢二郎しか居ないでしょーww」



白布「天童さん…？」



二口「…何か、俺来なくても大丈夫そうだったな。」



『にろくんが来てくれたおかげで私の元気はいっぱいになったんだけどね？』



やっぱり好きだなー、とか思いながらにろくんを見る。



すると、私の方を見て少し舌を出してくる。



『可愛いなもう。』



瀬見「頭抱えるほどか…？」



天童「本当に好きなんだネー！」



『愛してます。』



二口「キモい。」



『愛情の裏返しだよね知ってるよ。』



天童「ポジティブー！ww」



私ですから。



白布「………」

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