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『…何とかバレずに来れた…っと。』
屋上について、先に来ていた約束の相手に向かってタックルをする。
『疲れたあああああああ癒やして涼太ああああああ…。』
涼太「この状況だと完璧オレ得だから、癒やされるのはオレだよなぁ…。」
それを受け止めて優しく背中を撫でてくれるのは、さっき約束をした涼太。
『はあ…ほんと癒やし…バレー部の馬鹿どもとは大違い…。』
温かい涼太の温もりを感じながらそう言うと、一瞬だけ撫でている手が止まる。
涼太「…バレー部に、何かされたの?」
…おっと、このままだと涼太の黒い方が出て来そうだな、危ない。
『落ち着くんだ涼太、される前に躱した。』
まあ陰口と直接の悪口的なことはされましたけど。
今これ涼太に言ったら彼らに明日は来ない気がするからやめとこう。
涼太「…ふうん?でもまあ、バレー部のくせしてAに何かしたら…ね。」
なんて言いながら僕でも背筋が凍るほどの真っ黒な笑顔を見せてくれる。
あのね、バレー部の皆さん、僕のこと敵に回したらこのセコムが怖いよ(震え声)
僕のことはマジで気にしなくていいから、もうどうせなら無視しといて。
何かした日は背後に気を付けて帰ってね…。
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