彼女がモブを通す理由 (ページ41)

今日:10 hit、昨日:10 hit、合計:312,028 hit

▽ ページ41

《もうダメwwwwwwwwww》

とんでもなく笑いまくってくるのは僕の親友。

『いや酷くないか、悲しいぞ。』

バレたことと涼太の暴露を全て話すと、ケラケラ笑ってくる。

これでもそこそこには悩んでるんだけど、酷くないですか美愛さん。

《涼太もやるね～ww

ま、大体その国見？とか言う奴に妬いたかなにかだろうけど～ww》

『涼太って本当に僕のこと好きだよね…。』

《昔っからAにだけは懐いてるからね～あの腹黒。》

思ったことを普段から何でも言うタイプの美愛にとって、王子モードと本性で性格を使い分けている涼太は腹黒い奴ってだけで。

…うん、まあ、僕以外知らないんだよね…涼太が何で使い分けているか。

『…何だかんだで良い奴だよ。』

《知ってるよ～、ただ好きになれないだけ？》

『…そっか。』

涼太のあの性格は…一言で言って、僕のためなんだよ。

だからこそ、僕は涼太のことを拒めない…ずっと側に居るしかないって思う。

ま、僕は仲間達ならみんなずっと側に居るって思ってるんだけどね！

『ていうか東京ってあそこに近いよね羨ま。』

《自らその学校を選んだんでしょ。》

『何でか忘れたんで今すぐ帰りたい。』