56 雲雀side ページ8
凛花「恭弥さん、大丈夫ですか…？」
僕が風邪を引いたというのを聞きつけた凛花が、御見舞に来てくれた。
それだけじゃなく、果物まで切ってくれて…むしろ風邪を引いて良かったな、なんて思ってしまう。
雲雀「…平気。それより、沢田綱吉…居るんじゃないの？」
凛花「居ますけど、ツナにはリボーンがついてるし…私は恭弥さんの近くに居ますよ！」
…ああ、やっぱり嬉しいな。
好きな子が自分を気にしてくれるというのは、こんなに喜ばしいことなのか。
…そう思うと、長島有音が羨ましくて仕方なくなる。
雲雀「…？」
…その時、病室の前を通った人影。
その人影は…最近良く見る人物のもので。
何を思ったのか、僕の身体はその人物の元へ向かおうとする。
凛花「あ、恭弥さんダメですよ、安静にしてないと。」
…何でかな、前までの僕だったら凛花がいるなら群れとかも一時的に放置しておくくらいだったのに。
…なのに何で、
雲雀「帰っていいよ、僕用事出来たから。」
凛花「でも、」
雲雀「良いから。」
凛花「…分かりました。」
…何で僕は、今、凛花よりあの子を優先させようと思うのだろう。
意味が分からない…なのに、早くあの子を捕まえないと後悔するような気がした。
雲雀「…ちょっと、何してるの。佐藤A。」
…虚ろな目で、いつもと違う様子の彼女を…止めることが出来るのは、僕だけな気がしたんだ。
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ゆい(プロフ) - 面白いです！有音くんとくっついて〜と思ってしまう私をお許しくださいませ。 (2019年6月17日 23時) (
レス) id: c6d53ef073 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 唯さん» コメントありがとうございます！本当ですか！ありがとうございます！ハイキューの作品も読んでくださっているんですか！？すごく嬉しいです、ありがとうございます！！ (2019年6月4日 12時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
唯 - こんにちはっ！1話から惹きこまれ一気読みしてしまいました！更新を待ちきれず美玲さんのハイキューの作品も読んでます！ (2019年6月1日 12時) (レス) id: 6bfe22f21c (このIDを非表示/違反報告)
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