トリップした先で出逢ったのは、狐達

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『ちょ、洒落になんないって何この痛み…。』



手首を痛めて泣きそうになりながらその場にしゃがみ込む。



ちょっと待って、生きて私の手首。



ガチャッ



『何なんこの痛み…てか何で殴った、出たいなら蹴れよ私…泣きそう…』



「…大丈夫か？」



『手首が大惨事…』



しかも右手首とか利き腕…!!



「ドア殴ったら怪我することくらい分かるやろ？」



なんて誰かに笑われてるんだけど、笑うならやってみろガチで痛いぞ。



『知らないよ…知るはずないですって…だって誰かがドアの前に立ってるから…開けてくれないからイライラして…あ、ヤバイ痛い誰か湿布…』



「自業自得過ぎて腹痛いわww」



『おいごら笑ったの誰だ湿布寄越せって言ってるじゃないですか。』



そう言いながらめちゃくちゃ笑ってくる関西弁らしき男の人の方を向く。



『…………ﾋｨ……北さんいる…………』



男の人の方を向くと、そこには何人もの人がいて。



…えっと、はい、すごく好きな漫画のすごく好きな人達ですね、はい。



……………は？(混乱)



北「…オレのこと知っとるんか？」



『ちょ、待って待って待って待って北さんイケメン超イケメン!!

え、あれ、侑も治も角名さんもアランさんも銀も赤木さんも大耳さんも小作も理石くんもいる!?

待って驚きしかないんだけど、って、あ、騒ぎすぎた喉から血の味する。』



アラン「喉から血の味!?!?」



銀島「ちょ、落ち着き!?!?」



騒いだのに喉の心配してくれるとかイケメンかよイケメンだよ。

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