階級・甲の癸さん拾肆

626話 ページ26

桜花「時間掛かり過ぎだけどやっとのことで食品売ってる所につきましたね。」



胡蝶「本当に時間掛かり過ぎなんですよ、冨岡さん一人で行かせなくて正解でした。」



『元々お師匠様に行かせる気だったんですか？？』



どうしてその結論に至ったのか教えて欲しい。



お師匠様に買い物行ってもらってちゃんと頼んだもの買ってきたことないからね(遠い目)



『ちなみに今日の夕飯は？』



胡蝶「冨岡さんの好きな鮭大根にでもしようかと。」



桜花「実はしのぶさん優しい。」



胡蝶「買い物行かせるのは決めていたので、そうでもしないと行かないと思ったんです。」



『確信犯だよこの人…。』



寧ろちょっと怖いわ。



桜花「あ、案外スムーズに行ったね此処は。」



『鮭大根だからさ…。』



桜花「冨岡さんの中の鮭大根の大きさが分かったね。」









―ちなみにその時の二人―



不死川「てめェ此処だけは普通に行くの何だよ。」



冨岡「…不死川。」



不死川「あ？」



冨岡「……今日の夕飯は…Aの作る鮭大根だ。」



不死川「…だからどうした。」



冨岡「そう、胡蝶が言っていた。」



不死川「…いやだから何だよ。」



冨岡「美味いぞ。」



不死川「それが何だよ！！」



冨岡「楽しみだな…。」



不死川「…よ、良かったなァ。」



冨岡「…？不死川も食うんだろう？」



不死川「あ？俺の分もあんのかァ？」



冨岡「ないのか…？」



不死川「いや知るか。」

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