階級・甲の癸さん拾肆

625話 ページ25

桜花「やっとのことで薬草の売っている所につきましたね。」



胡蝶「普通なら十分ほどでつく場所にどうしたら三十分掛かるのでしょう…。」



『そもそもあの二人に行かせるのが間違いだと思ってる。』



心底不思議そうに首傾げてるけど分かってたことだよね？？



僕と伊黒さんくらい、またはそれ以上に仲よくないと思うんだけど僕の考えが間違ってるのかな、あれ？？



『…お師匠様めちゃくちゃ悩んでない？』



桜花「あ、さねみんキレそう。」



胡蝶「大方冨岡さんが間違ったのを買おうとして不死川さんが止めてる所でしょうね。」



『お師匠様そんなに薬得意ではないですからね？』



…取り敢えず何かある度にお師匠様に一発ずつ入れるのはやめませんか不死川さん()









―ちなみにその時の二人―



不死川(どうしたらこんなにこの距離が遠くなるんだよォ…！)



冨岡(…どれだったか…確かこれだった気が…)「これください。」



不死川「ばっ、てめェそれ違うからな！？」



冨岡「…？？？」



不死川「違うって言ってんだろ置け馬鹿かてめェは！！」



冨岡「…痛い。」



不死川「薬草分かんねぇなら聞け、無理に自分の力で買おうとすんなァ！！

二度手間にさせる気かてめェ…！！」



冨岡(何故さっきからずっと怒られているのか…)



不死川「聞いてんのかおい冨岡ァ！！」



冨岡「聞いてる。」



不死川「なら返事しろよ。」



冨岡(…また怒られた。)

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