【QK】食わず嫌いのキミへ。《短編集》

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...どうやら前から車が猛スピードで来ていて、
私が水たまりによる飛沫を浴びないように庇ってくれたらしい。





「...ん、Aが濡れなくてよかった」





『あ、ありがとう...ございます、』







きょきょきょりが近い...！！





むり、福良さんの顔がすぐ近くに...、すぐ上に...！







「...A顔赤いけど照れてるの？」









と、私をじっと見つめて意地悪な声で聞いてくる福良さん






距離近いまだし、あぁぁ顔が良い...！！
なんかいい匂いするしやばいやばいやばい、









『...照れちゃ悪いですか？
福良さんとこんなに近かったらドキドキ、しちゃいますよふつう...///』







ほんとに心の臓がはりさけそうなんだが。


見つめられすぎて目もなんか逸らせないし...







少しの沈黙の後、福良さんが口を開いた









「....A、その顔他の人に見せちゃダメだからね。



＿＿＿＿(ﾎﾞｿｯ」







『えっ？』







「ほら、行くよ」







福良さんが最後になんて言ったのは聞き取れなかったが、まぁいっか？








.



.




.



＿＿＿＿他の人が見たら惚れちゃうから。




なんて、彼が言っていたことはその時の私はまだ知らない






.....2人がくっつくのは、もう少し先のお話で。







.
ー後日談ー


『え、あの時買い出し行く為じゃなくて私が傘持ってないの知ってて、家まで送るために来てくれたんですか？！』



伊「そうだよ、あの人がわざわざ雨の日に買い出し行く訳ないじゃん？」



『た、確かに....。うわぁ、もっと惚れました。』





伊「へいへい、勝手に2人でイチャついとけ。」

拳さんは、どこまでも紳士なのであった。

ーーー
もともとは露出好きな彼女を懲らしめてやろうとキス マークつけまくっちゃうよっていう話だったのですがまた話が分からない方向に進んだので変えました。
見たいという方はコメント欄にてお願いします。後日リメイクして出そうと思います。

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