【QK】食わず嫌いのキミへ。《短編集》

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ん？どゆこと？

新人ライターちゃんと拓郎は私のことを話してたの？






「あの子がお前のことめっちゃ大好きで尊敬してるらしいんよ。」






んんんん？まってそんな尊敬されることした私？


逆に尊敬の意しかないんだけども




『え、そんな尊敬されるようなことしたっけ？』





「ミスした時のフォローの仕方とか、
必ずオフィスに顔出した時に話しかけてくれるとか...まぁ、色々語っとったよ。
とにかくお前のこと大好きなんやって」





『は、はぁ？』





んー、頭がこんがらがっち





「直接自分から話すのは緊張するから、彼氏の俺に色々聞いてきたってのが事の発端。」





『うーん、私はそんな崇められてたのね？』



嬉しいような...気も、するのか？





「そんで、お前のこと語ってたら....まぁ、うん、そんな感じや」





『語ってたら...何よ？』





「....言う必要ないやん」





『聞きたーい、』






「ほら、もう寝た寝た」





そう拓郎は言い私を寝かそうとする





あれ、もしかして私のことを話題にしてたからあんなに拓郎も笑ってた感じかなこれは？？






『ふふ、どーせめっちゃ可愛いとか語ってたんでしょ？それで盛り上がってた感じー？微笑んでた感じー？』




拓郎を煽るつもりで軽く言う



「....否定はしんけど。



はぁぁ、それバレたら絶対Aにバカにされると思ったから、今まで話さんかったのに。」



拓郎は耳を赤くしてボソッと呟く




えっ、可愛すぎないか？？？？







『...こんなゴリラが好きなんて、悪趣味だね』






「昔から変わらず、俺は悪趣味やよ」






拓郎は目を細め笑い、キスをする





＿＿＿やっぱ、2度寝したくないかもしれない







「そうや、世界中に言い広めたいくらい好きなんやろ？

別に言ってきてもいいけど？」







『あぁぁそのことは忘れてもう』





前言撤回

この後散々酔っていた時のことをイジられたので2度寝したくなりました。




ーーー



山「最近笑顔増えましたね」


『ふふ、そうかなぁ笑』


山「(すっごい川上さんと新人ライターちゃんに見られてるような...)」









新「川上さん、Aさんの笑顔可愛すぎませんか！？」(ﾎﾞｿｯ)


川「そうやな。笑」(ﾎﾞｿｯ)





ーーー
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