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『へ、...たくろう？』
目の前には見覚えのある幼なじみ
『.....た、たくろぅ、
聞いてよぉおおおおお、』
拓郎に会った瞬間、今まで押さえ込んできたあらゆる感情が
心の底から湧き出した
その姿を見て色々察してくれたのであろう
飲みにくか、と
近くの居酒屋に連れていってくれた
.
『うぅ、...ﾋｸﾞｯ、
でさ、私はさ、』
また始まったよ、と少し面倒くさそうにするけれど
相槌を返しながら、慰めてくれる
「そんな男、ほっとけばええよ」
『う゛ん、ぞうする、、』
心のモヤモヤを取り払いたくて
ビールを流そうとするも、ジョッキは空だった
「ハイペースやけど、大丈夫？
明日休みなん？」
『そうやよ、
二日酔いなんて上等だよ。
はぁぁぁ、もっかい飲も』
「ここで飲むのもいいけど、
俺の家で飲み直さん？」
『あー、ええよ、
この際酒が飲めればなんでもいいや』
会計は自分が済ますから、と言い
私が財布を出す手を止める
拓郎の優しさなんだろう
今度奢る約束で、今日は甘えた
店の外を出ると少し冷たい風が体を掠める
あぁ、なんか酔いが回ってきた
『だぐろぅ、なんかふらふらする』
「気持ち悪い？」
『ううん、ほろ酔いって感じ。
気持ちい感じの、やつ』
「ならいいけど、
.......なぁA、」
『ん、...どうした』
どうしたの、って言うつもりだった
けど、それは拓郎とのキスによって遮られてしまった
車のエンジン音や、信号機のメロディー音、
色んな雑音がその瞬間だけ聞こえなくなる
「そんな男のこと、忘れさせたるよ」
そう拓郎は呟き少し早足で私の手を引きながら
家へと向かった
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真鱈(プロフ) - 唯花さん» お久しぶりの登場ですね...。よく分からない方向性に話が進んだらごめんなさいぃぃ。 (2020年5月20日 0時) (
レス) id: 2991213929 (このIDを非表示/違反報告)
真鱈(プロフ) - なるみさん» うわぁぁぁコメントありがとうございますぅううう(急なﾊｲﾃﾝｼｮﾝごめんなさい)そう言って貰えてとても嬉しいです。ありがとうございますｩｩ泣これからも頑張ります！！ (2020年5月20日 0時) (レス) id: 2991213929 (このIDを非表示/違反報告)
唯花(プロフ) - 予告のふくらさんが気になる、、 (2020年5月19日 20時) (レス) id: 8a61659215 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - うわああああ主さんが書く川上さんすてきすぎますううう(急なハイテンションごめんなさい) (2020年5月19日 20時) (レス) id: b45e5db758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真鱈 | 作成日時：2020年5月10日 1時
