【暗殺教室】どんな形でも傍にいさせて (ページ14)

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episode13 ページ14

あれから無事京都にも着き、今は神崎さん推薦の暗殺スポットを見て回っている。

『下調べ完璧だね』

「ほんと完璧。なんでこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ」

影から出てきた高校生に、みんなが足を止める。

カルマくんはみんなの前に出た。…危ない。

カルマ「なに？お兄さんら。観光が目的っぽくないんだけど？」

「男に用はねぇ。女置いておうち帰んな」

瞬時にカルマくんがそいつを殴る。

カルマ「ほらね、渚くん。目撃者がいないとこなら喧嘩しても問題ないっしょ？」

「テメェ刺すぞ！」

ナイフを持ってかかってきた奴に布を被せて片手で倒す。

カルマ「刺す？そのつもりもないのに？」

嘲笑ったように言うカルマくんの背後に、男が近づいていく。

茅野「ぃやっ！何っ！？」

カエデと神崎さんが取り押さえられる。

私も取り押さえられてしまった。

茅野「離してッ！！」

『嫌ッ！カエデと神崎さん離してよっ！』

私が声を上げてしまったせいか、気を取られたカルマくんの背後にいつのまにか急接近していた不良。

『カルマくんッ……！』

カルマくんが気づいた時には遅くて、カルマくんは数人に踏まれ蹴られとめちゃくちゃだ。

カルマくんの苦しそうな声を聞いた瞬間、涙が頬を伝って意識を手放した。