episode10 ページ11
『ぇ……』
何を言ってるのかわからなかった。でも、すぐにキスはしてないと否定する。
カルマ「でも、付き合ってるんじゃないの?」
『……』
カルマ「先言っとくけど、そんなの許さないから」
声からして、私に好意を持ってるとは思えなかった。
だから、きっと都合のいいやつ扱いなんだなって。
『……何、それ』
自然と言葉が出る。違う、言いたいのはそうじゃない。
『カルマくんはっ、私以外の人とキスできるくせに……私は渚とキスしちゃいけないの?付き合っちゃいけないの?カルマくんは嘘ついてまで女の人とキスできるのにッそんなのおかしいよ!』
カルマ「……見てたんだ」
『……綺麗な人だね。カルマくんが好きになるのもわかるッ……』
カルマ「………」
『私も渚も違う人が好きなのに付き合ってるんだよ。こんな奴嫌でしょ?好きな人にキスして方が楽でしょ?』
カルマ「違う……」
『ごめんね。利用してごめんね。ごめんなさいッ…!ずっと邪魔してて、ごめんなさいッ……。最後のワガママ…もう泣きたくないから
普通の友達に戻ろう?』
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ゆき(プロフ) - 読んでいてガチめに泣きました!更新頑張ってください (2015年7月31日 12時) (レス) id: b4e2aa2e5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなめ | 作成日時:2015年6月20日 23時