ライバルは先生〜1〜

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廊下を歩いていると見覚えのある姿を見つけた。



「伶菜〜！」




後ろから飛びつく。





伶「ぅわ！
ちょっとA〜」





そう言いながらもしっかり受け止めてくれる私の大好きな親友。






「伶菜とクラスが違うなんて悲しすぎるよぉぉぉお」






すりすりしながら嘆く。





伶「私だってAと同じクラスがよかったよ？」




私の頭を撫でながら言う伶菜。





「伶菜大好き。

いや、愛してる」





周りは怪しい目で見てくる。





伶「はいはい、
でもまだ岩田くんと同じクラスでよかったじゃん」







「まぁねぇ」






伶「そーいえば見た？
噂の教育実習生」






「へ！？」






過敏に反応してしまう私。






伶「朝から女子たちがすごい騒いでるわよ、
ファンクラブができそうな勢い笑」







「そ、そうなんだ」





さすがだ…。
そしてチャラそうだ。






伶「ってかもう授業始まるからまたね！」





そう言って伶菜は去って行った。





私も急ぎ足で教室に入った。









岩「…A」






不機嫌そうな顔で近づいてくる子犬さん。







「誤解なんです」







さて、どうやって説明しましょう。

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