検索窓
今日:4 hit、昨日:12 hit、合計:133,411 hit

29 ページ29

「A…」






聞き慣れた優しい声。









「…岩ちゃん」





振り返らずに名前を呼ぶ。





岩「…めっちゃ探した」






岩ちゃんは息を切らしていて、走り回ってくれていたことが分かる。









岩「あの紙…」




岩ちゃんは私を抱きしめたまま、静かに話しだす。






「…うん、見た」







岩「あの写真ってさ…どういうことなの?」






きっと先生の写真のこと。






「…先生にキスされたのは事実だよ」





岩ちゃんの抱き締める力が少し強くなる。





岩「…付き合ってるの?」







「そんなわけないでしょ…

面白がってるだけだよ」









岩「…ぶっ飛ばしてくる」






と言って立ち上がろうとする岩ちゃんの腕を掴む。





「待って!

…いいから」






岩「なんでだよ!
あんなの教師がしていいことじゃねぇだろ!」





「…とにかく、今は…いいから」





自分でも何がいいのか分からないが、なぜかそう言っていた。






「…岩ちゃんも、しばらく私とは関わらない方がいいよ」






岩「は?」






「私と一緒にいると、岩ちゃんまで変な目で見られちゃうし…」







岩「ふざけんな」




そう言って私の腕を引き、今度は正面から抱き締める。








岩「誰がなんて言おうと、俺はAのそばに居るから」





「岩ちゃん…」









岩「…絶対俺が守るから」







だから関わるななんて言うなよ。

と言って、ぎゅーっと抱き締められる。






「くるしいよー笑」







と言いながら、岩ちゃんの背中に手をまわす。







「…ありがとう、岩ちゃん」








岩「A…」






岩ちゃんがゆっくり体を離し、私を見つめる。






「ん?」









岩「意外と胸大きいね」



















「…ばか!//」

30→←28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (97 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
316人がお気に入り
設定タグ:登坂広臣 , 岩田剛典 , 三代目   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ayumini(プロフ) - かりおみ.。さん» 二度目のコメント感謝です!!あの俺様教師は…もうすぐ復活いたします(≧∇≦)楽しみに待っていてください♪うふっ← (2015年11月16日 21時) (レス) id: ce07eccd1c (このIDを非表示/違反報告)
かりおみ.。 - 前感想かいたやつです!! あらんやばいですね!!!!かっこい-.! もう登坂先生わ出てこないんですか..(聞いたらダメ笑) (2015年11月16日 19時) (レス) id: 9bb5036240 (このIDを非表示/違反報告)
ayumini(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます!そうなんです、めっちゃ尽くす男だったんです…。優しい亜嵐くんに乞うご期待です★ (2015年11月16日 18時) (レス) id: ce07eccd1c (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 亜嵐くんただのチャラい人かと思ってたけど好きな人のためにこんな事までするなんて… 優しいですね。 (2015年11月16日 17時) (レス) id: bd6654f3b5 (このIDを非表示/違反報告)
ayumini(プロフ) - sさん» コメントありがとうございます!まだ落ちを誰にするか未定ですので、楽しみに待っていてください♪これからもよろしくお願いいたします! (2015年11月14日 20時) (レス) id: ce07eccd1c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ayumini | 作成日時:2015年10月31日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。