ライバルは先生〜1〜

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「と、とにかくもうからかうのはやめてください！」





そう言って走って教室を出た。






臣「…」






_







もうなんなのあの先生！
チャラ教師！







「暇つぶしなら他の子にしてよね…」





頭ではそう思うのに、私を見つめるあの綺麗な目が忘れられない。




私は頭をブルブル振った。








「A何してんの？」





肩をガシッと掴まれる。






「ぅわ、！
が、岩ちゃんかぁ…」





安心したような、がっかりしたような…

って、がっかりって何よもう。







岩「お待たせ。

帰ろ？」






ニコッと笑う岩ちゃん。

私なんかにそんなキラースマイルを向けるのは勿体無いわよ。







「クレープ奢りね♪」







岩「Aは奢りじゃなきゃ一緒に来ないもんな笑」







「な！失礼ね！
それじゃまるで私がケチ女みたいじゃん！」








岩「…」









「おい」









岩「うそうそ笑

ってかさみぃ！手貸して」







そう言って私の手を握ってくる岩ちゃん。







「…//」






別に岩ちゃんと手を繋ぐのは初めてではない。

寒い日など、岩ちゃんから繋いでくるときがある。

でもピュアな私は今だに慣れない。







岩「相変わらずAの手つめてぇな笑」







「じ、じゃあ離せばいいでしょっ」







そう言って手を離そうとすると、






岩「やだ。
俺があっためてあげてんの」





と言って、指を絡めて離さない岩ちゃん。



こ、恋人つなぎ…





照れる。







火照った顔がバレないように俯きながら岩ちゃんの少し後ろを歩いた。









こんな私たちの姿を綺麗な瞳が見つめているなんて知らずに。

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