ライバルは先生〜1〜

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「ち、ち、近いです！/」





今だに顔が近いままの王子様の肩を押す。



するとその手を掴まれ



臣「よく一緒にいる男、彼氏？」




そんなことを言われた。





よく一緒にいる男といったら…岩ちゃん？







「ち、違いますけど…」






仮に彼氏だったとしても、この人に報告する必要はないはず。


それともこう見えてかなりの仕事熱心で、生徒一人一人のことをしっかり把握しておこう的な感じなのか？




いや、この人に限ってそれはない。









臣「ふーん、好きなの？あいつのこと」






生徒をあいつ呼ばわりですか…









「友達として好きですけど…
って！
なんで先生にこんな話しなきゃいけないんですか！」









臣「ん？興味があるから」









興味がある？
それは私に？
それとも最近の高校生の恋愛事情に？








「高校生の恋愛事情が知りたいなら私に聞いたって無駄ですよ。
他をあたってください。」






私は冷たく返した。








臣「違うんだけど」






真っ直ぐ見つめてくる綺麗な瞳。





「え…」









臣「俺が興味あるのは、




A」







耳元で囁く甘い声。








「！！///」






心臓が破裂しそうだ。









臣「…ぷっ、また顔真っ赤！笑

あーほんとお前おもしれーわ笑」







肩を揺らして笑いだす。








「………」








やっぱり









ム カ ツ クぅぅぅう！！！

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