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『テ、テヒョン、あの…』
TH「こういう時は寝た方がいいよ？
今日、僕シーツ洗ったばっかだから」
何事もなかったかのように彼がニコッと笑う。
『でも、私ユンギに謝らないと…』
TH「今はそっとしといてあげて？」
そっとしとくって。そりゃそうか。
あれだけ怒ってたもんな…。
私、嫌われたかもしれない。
TH「反省中だから、きっと」
予想とは違う言葉に「え？」と聞き返してしまった。
『は、反省中？』
TH「そ！かなり反省中だよ」
『な、なんで？』
TH「ヌナに酷いこと言ったから」
それは、私が言わせたようなもんで
ユンギが気に病むことじゃない。
『で、でもそれはッ！』
そこまで言うと、テヒョンが「しー」と
私の口元に人差し指を押し当てた。
TH「謝るのは、明日でもいいの。
ヌナは怖い思いしたんだから休まないとダメ」
あの時は、必死で自覚がなかったけど
私、怖かったんだ。たぶんずっと。
そう思うと、涙が止まらなくなって
テヒョンの枕に顔を押し付けた。
TH「僕、ヌナが寝るまでここにいるから。
大丈夫だからね」
情けなくて、怖くて、でも頼りたくて。
顔を上げられないけど、
彼はずっと私の頭を撫でてくれていた。
優しく、まるで子どもをあやすように。
↓↓↓【TH side】↓↓↓
規則正しい寝息が聞こえてきた。
音を立てずに部屋を出て1階へ戻ると、
ユンギヒョン以外のメンバーがまだそこにいた。
JM「テヒョンア、ヌナは？」
「今寝たよ。大丈夫」
そう告げると、みんなホッとした顔を見せた。
JK「ヌナ、言えなかったんだよねきっと…」
NJ「頭のいい人だし、業界経験も長い。
分かっていたけど、相談できなかったんだろうな」
JN「どうなるか予想できる子だから
ユンギはあんなに感情的になって怒ったんだよ」
それはみんな分かっている。
普段、塩対応のユンギヒョンだが、
ヌナとは同い年だしなんだかんだ気にかけている。
それにしてもさっきのは酷いけど、
ヒョンの気持ちも分からなくはなかった。
JH「ヌナは頼るってことが嫌いなのかな…？」
JM「違います。頼り方が分からないんですきっと」
いつになくしょぼくれているジミナ。
こういう時は、確信があって発言している時だ。
JM「ご両親が亡くなって、自立しなきゃって。
そうやって頑張ってきた人だから…」
そう言う親友の背中を、
僕は撫でることしかできない。
カン「みんな！大丈夫！？」
そんなタイミングで、
カンさんが宿舎に飛び込んできた。
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みこち(プロフ) - ぱぴこ(元AUS)さん» コメントありがとうございます！仕事が忙しくなかなか更新ができていませんが、長い目で見守っていていただけると幸いです！ (2021年7月2日 21時) (
レス) id: dae6f90cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(元AUS)(プロフ) - 続きとてもとても楽しみにしています！！！ (2021年7月2日 19時) (レス) id: 246b4ca496 (このIDを非表示/違反報告)
a0906uw(プロフ) - 美海(ﾐｳ)さん» コメントありがとうございます！見入ってしまうなんてとても嬉しいです！これからも頑張りますので、引き続きお楽しみ頂けますと幸いです！ (2021年6月20日 15時) (レス) id: 206d05cf3f (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - すごく見入ってしまうお話で、めちゃめちゃ愛読してます！これからも楽しみにしてるので、頑張ってください！ (2021年6月20日 12時) (レス) id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
a0906uw(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます！初めてコメント頂けて嬉しいです（泣）知識不足で色々と読みにくさもあると思いますが、完結までなんとか頑張ります！ (2021年6月19日 20時) (レス) id: 206d05cf3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち | 作成日時：2021年6月16日 12時
