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『ユンギ…』
SG「こいつもうちの人間なんで、責任者通してください。
カンさんです。イさんも知ってますよね？」
イさんは呆気に取られて動けないようだった。
だって、彼の威圧感ったらない。
助けられた私だって顔が見れないくらいだ。
SG「じゃあ、失礼します」
足早に自分の車へと進むユンギ。
安堵と新しい緊張感で足がもつれる。
それでも彼は立ち止まらず、私を後部座席に乗せると
黙って車を走り出させた。
とても話しかけられない。
それは、彼が私に怒っていることが分かるからだ。
でも彼からを想えば想うほど、
「自分で解決しないと」と考えてしまった。
しばらく走ると車が止まる。
窓の外を見ると、そこは彼らの宿舎の前だった。
『ユンギ、あの、ここ…』
家に送ってくれるのかと思っていたが、
どうやらメンバー全員の前で問い詰められるようだ。
声をかけても無視する彼。
後部座席のドアが開いたと思うと、
また腕を引っ張られ今度は宿舎の中へと連れて行かれた。
TH「ユンギヒョンおかえり〜って、ヌナ！？」
リビングにいたテヒョンとホソクとナムジュン。
私がいること、ユンギが怒っていることに困惑している。
SG「いつからだ」
どうしよう。顔が見られない。
私はシュンと目線を床に落とした。
SG「いつからだって聞いてんだよ！！」
怒られて当たり前だ。
心配かけた上に迷惑まで…。
そう思うと、私は立っているのもやっとだった。
NJ「ちょっと、ヒョン。落ち着いてよ」
ナムジュンがユンギを諭す声が聞こえる。
さっきの怒鳴り声を聞きつけて、
2階から残りのメンバーも降りてきた。
JK「ヌナ！？なに？なんで宿舎にいるの？」
JM「どうしたの？何かあったの？」
ジミンが駆け寄って私の顔を覗き込む。
SG「お前、あのPDに付きまとわれてたんだろ」
JK「PDって、もしかしてイさん？」
JH「ヌナ、それ本当なの？」
ホソクの心配そうな声。
なにか、なにか言わないと。
『えっと、その…』
SG「なんで黙ってた」
謝らなきゃいけないのに。
喉が詰まって声が出せない。
SG「おい、聞いてんのか！」
JN「ユンギ、座れ」
ソクジンさんがいつになく冷静にそう言った。
JN「みんなも、一旦座ろう。
Aちゃんも、楽にしていいから」
私の隣にジミンとテヒョン。
2人が私の手を握ってくれている。
ユンギが大きなため息をついたのが聞こえて
私は、事の始まりを話し始めた。
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みこち(プロフ) - ぱぴこ(元AUS)さん» コメントありがとうございます！仕事が忙しくなかなか更新ができていませんが、長い目で見守っていていただけると幸いです！ (2021年7月2日 21時) (
レス) id: dae6f90cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(元AUS)(プロフ) - 続きとてもとても楽しみにしています！！！ (2021年7月2日 19時) (レス) id: 246b4ca496 (このIDを非表示/違反報告)
a0906uw(プロフ) - 美海(ﾐｳ)さん» コメントありがとうございます！見入ってしまうなんてとても嬉しいです！これからも頑張りますので、引き続きお楽しみ頂けますと幸いです！ (2021年6月20日 15時) (レス) id: 206d05cf3f (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - すごく見入ってしまうお話で、めちゃめちゃ愛読してます！これからも楽しみにしてるので、頑張ってください！ (2021年6月20日 12時) (レス) id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
a0906uw(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます！初めてコメント頂けて嬉しいです（泣）知識不足で色々と読みにくさもあると思いますが、完結までなんとか頑張ります！ (2021年6月19日 20時) (レス) id: 206d05cf3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち | 作成日時：2021年6月16日 12時
