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2人には大丈夫と言ったものの…。
意外とエスカレートしてきて困った。
お昼に誘われないように、
イさんと現場が一緒の時はお弁当を持参したし、
なるべ忙しく動いて、声をかける暇を与えなかった。
与えなかったのだけれど、待ち伏せは回避できない。
よりによってメンバーと別行動の日に限って。
しかも、夜だし事務所の裏口だし人気もないときた。
イ「こんばんは。奇遇ですね笑」
奇遇なもんか。事務所の人間でもないくせに！
『こんばんは。ご用件はなんでしょうか？』
「相変わらず連れない人だな〜」なんて笑っているが、
待ち伏せは立派な犯罪ですよ。
とにかく、端的に終わらせるが先決だ。
『私、忙しいので。ご用がないなら失礼します』
そう言って彼の横を通り過ぎようとすると、
まただ。こないだと同じように手首を掴まれた。
イ「そろそろご飯ぐらいいいじゃないですか。
それとも、本当は彼氏がいるとか？」
『あなたには関係ありません』
イ「もしかしてBTSの中にいるんですか？笑」
こいつ本当に！！！
仕事が関係してなかったらぶっ飛ばしている。
『違います。彼らは私の雇用主です』
イ「それにしては、やけに親し気ですけどね？」
『事務所の方針です』
イ「色目使うことがですか？笑」
『あなたねッ！！！』
もう我慢の限界だ！
一言言ってやろうと意気込んだのに、
ふいに彼に手を引っ張られる。
見えたのは、彼の愛用者だった。
イ「もしそうだとしても言いませんよ？
ただ、あることないこと言うこともできますが」
ちょっと待って。これ、脅されてるの？
イ「さあ、行きましょうか」
さっきより強く手を引かれて体がこわばる。
『ちょっと！離して！！やだ！！！』
イ「何もしませんって。信用ないな笑」
すでに待ち伏せしてただろ！
天使2人が言った通りだ。
こうなる前に誰かに相談すべきだった。
『嫌です本当に！やめて！！！』
SG「うちのに何か用ですか？」
聞きなれた声。いつもよりトーンが低い。
怒っているときの彼の声だ。
振り返ると、眉間にしわを寄せたユンギが立っている。
SG「イさん、こいつに何か用でもあるんですか？」
そう言いながら、彼は私の腕を掴み
自分の方へと加減もせず引き寄せた。
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みこち(プロフ) - ぱぴこ(元AUS)さん» コメントありがとうございます！仕事が忙しくなかなか更新ができていませんが、長い目で見守っていていただけると幸いです！ (2021年7月2日 21時) (
レス) id: dae6f90cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(元AUS)(プロフ) - 続きとてもとても楽しみにしています！！！ (2021年7月2日 19時) (レス) id: 246b4ca496 (このIDを非表示/違反報告)
a0906uw(プロフ) - 美海(ﾐｳ)さん» コメントありがとうございます！見入ってしまうなんてとても嬉しいです！これからも頑張りますので、引き続きお楽しみ頂けますと幸いです！ (2021年6月20日 15時) (レス) id: 206d05cf3f (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - すごく見入ってしまうお話で、めちゃめちゃ愛読してます！これからも楽しみにしてるので、頑張ってください！ (2021年6月20日 12時) (レス) id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
a0906uw(プロフ) - ゆっこさん» コメントありがとうございます！初めてコメント頂けて嬉しいです（泣）知識不足で色々と読みにくさもあると思いますが、完結までなんとか頑張ります！ (2021年6月19日 20時) (レス) id: 206d05cf3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みこち | 作成日時：2021年6月16日 12時
