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走って近付いてくるのは、



黒髪で同い年くらいの男の人。









A「...だいきくん、」









彼女は逃げようと後退りをしたけど、




きゅ、と手首を掴まれて
諦めたように俯いた。







「...A、」








苦しそうに彼女の名前を呼ぶ声を遮って









A「どうしてここにいるの?」







聞こえてきたのは冷たい声






男の人は困ったように俺をちら、と見て再び彼女に視線を戻す。








「...探したんよ。A、どこにも居らへんから心配やって、」







A「...心配して、なんて頼んでないよ」







のんちゃん行こう、と男の人の腕を振り払って背を向ける








俺は状況について行けずに、ただ彼女に従うだけ。







「...ちょっとだけ時間くれへん?」








2人で話したい、そう言った彼。








望「...行ってきたら?俺、どっかで待っとるよ。...Aちゃんが嫌なら今すぐ一緒に帰るし、Aちゃんが決めたらええ」






俺がそう言うと、
わずかに瞳を揺らしてこくり、と頷く彼女






A「終わったら連絡するね」








そう言って彼の元へ歩いていく








だいきくん、という男の人は




ぺこり、と俺に頭を下げる





俺も会釈を返して、並んで歩いていく2人の姿を見送った。








胸の奥がざわざわする。







炊飯器の重さなんてちっとも感じひんかった。

雨の夜、いつも君は泣いていた。→←▽28



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(プロフ) - ペンギンさん» はじめまして!コメントありがとうございます!嬉しすぎるお言葉...(涙)まもなく移行しますが、そちらでも応援していただけたら嬉しいです! (2018年1月23日 8時) (レス) id: dcaca940b4 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン(プロフ) - はじめまして!一気に読ませていただきました。めちゃくちゃおもしろいです!これからどうなっていくのか、続きがすごく気になります♪ これからも頑張って下さい!応援させて頂きます! (2018年1月23日 5時) (レス) id: c34058457d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しらたまさん» はじめまして!コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです...(涙)更新頑張ります! (2018年1月16日 23時) (レス) id: dcaca940b4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もにょさん» コメントありがとうございます!あたたかいお言葉嬉しい限りです...更新頑張ります! (2018年1月16日 23時) (レス) id: dcaca940b4 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま(プロフ) - はじめまして!全部読みました!すっごい面白かったです…!これからも応援してます頑張ってください(*'▽') (2018年1月16日 20時) (レス) id: 3f06c9748e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年1月14日 16時

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