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カラスにネックレスを持って行かれたので追いかけてビルの屋上まできたら、なぜか反対のビルの屋上でしばらく連絡が取れていなかった友人がニット帽の人に拳銃を向けてました。

「えっ銃って…え!?きゃっ」

ヒ「A!!!」

驚いて固まっていると、ひしゃげていた柵が嫌な音を立てて、ガクンと身体の支えが無くなった。

「だっ大丈夫!」

一応まだ落ちたりはしていない、ぎりぎり柵は最後まで外れていない。

ただちょっとでも無理して動くと柵ごと下に真っ逆さまだ。


ヒ「A!待ってろ助けに行くから!」

「いや、どう考えても私よりヒロ君のがピンチだよね!?」

こっちは絶体絶命と言ってもまだなんとかなりそうだけれど、なんかあっちは緊迫してるしこちらよりやばそうだ。

どうしようと頭を悩ませていると、ニット帽を被った犯人?がヒロ君に話しかけている。

あいにく何を話しているかは聞こえないが、こちらを見ながら話していると言う事はきっと私の事なのだろう。

少しして、ヒロ君は拳銃をニット帽の人に渡してこちらを向いた。

ヒ「A!なんでそんなところにいるんだ!」

「かっカラスがこれ咥えて行っちゃって取り返しに来たらこんなことに!」

ビルとビルで話してるから多少声が大きくなるが深夜だからいいだろう。

どうせこの辺は居住者少ないし。

ヒ「今そっちにっなんだよライ!」

ニット帽の人がヒロ君の肩を叩いて、静かにというジェスチャーをする。

するとぴりっとした緊迫した空気が戻ってきて、私まで息を潜めてしまう。

カンカンと階段を駆け上がる音が聞こえてきた。

ニット帽の人が銃を構えて、ヒロ君も腰を落として警戒していて、その緊張感に息をのむ。

誰か来た!!

「えっ零…君?」

あちらの屋上に上がってきた人物はまさかの零君で一瞬ぽかんとするも、あちらはまだ緊迫した雰囲気のままで、ニット帽の人は拳銃を下ろしていない。

あのニット帽の人は2人の敵なのだろうか?

んんん?零君がニット帽の人になんか怒鳴ってるけど敵というより仲が悪いだけ?

「まさかただの喧嘩で拳銃とかはないよねっっ」

すっかり忘れられてるなってぼーっと考えていたら、ガクンと衝撃の後に浮遊感が私を襲った

8→←6(25歳)



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設定タグ:コナン , 降谷零 , 夢小説   
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作者名:あやか | 作成日時:2018年8月17日 17時

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