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「起動してみて。まだ試作品だけど、大凡の調整はしてある」
予想通り辿り着いた技術開発室で、寺島さんは開口一番そう告げた。そして私の掌に真新しいトリガーを乗せると再びデスクに戻ってしまった。
恐らくただ形の製作を担当しただけで、中身のトリガーのセットは迅さんが用意したんだろう。
「Aちゃんもウチの一員だからね、早速作らせてもらったよ」
「もしかして玉狛支部製のトリガー……？」
「そう、せっかくだからAちゃんの個性と強さを最大限に活かしたトリガーを作ってみたんだ」
トリガーON、と詠唱して自分の身体を換装する。
瞬刻に、ブワッと。
トリオン体にも関わらず、全身の毛が逆立った。
態々身体にブレーキを掛ける必要が無いことを、換装した瞬間に察した。
「メイントリガーにあるそれがオプショントリガー。その名も無月。リーチこそ短いけど、攻撃も耐久も軽さも全部A判定。トリオンは多めに消費するけど旋空も撃てるよ。試してく？」
「……もしかして迅さんが相手してくれるの？」
「いんや、実力派エリートは出来具合の監視しなきゃだから、代理を呼んでる」
一瞬期待したけど、そりゃそうか。
「誰ですか？」
では一体、誰が斬らせてくれるんだろうか。
「訓練室行けばわかるよ」
迅さんのことだから多少なりとも、ある程度の理不尽さは覚悟はしていた。
だがただの試し斬りで本当に攻撃手以外が来るなんて、思わないじゃ無いか。
「よォ、なんだかんだタイマンは初めてじゃねぇか？」
よりによって攻撃手キラーの弓場さんはキツい。
「お疲れ様でした……」
「オウ、お疲れ。本当に初めて使ったのか？」
「そうですよ。迅さんが気を利かせてグラスホッパーとかメテオラを付けてくれてなかったら、多分一本も取れなかったです」
感触としては間合いがとにかく狭いので、思いっきり距離を詰めなければいけない。もしくはかなり引き伸ばした旋空を使うしかない、と言ったところか。
「そうかァ……既に身体の一部みたいに身のこなしが優れてた。お前の戦闘スタイルにハマってると思う。迅に伝えてくれ、とんでもねぇ後輩が出来たなって」
「あっ、ありがとうございます」
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御霊アイス(プロフ) - Aoooooooさん» お褒めのお言葉ありがとうございます！一番好きだなんて、とても光栄でございます。まだまだ精進いたします。お身体に気を付けて、これからもお楽しみ頂けると幸いです。 (2021年2月2日 21時) (
レス) id: 479222f424 (このIDを非表示/違反報告)
Aooooooo(プロフ) - はじめまして。深夜帯にすみません。ここ最近の作品の中で1番好きな作品で、更新される度ワクワクして読ませていただいております。これからも応援してます！ (2021年2月2日 3時) (レス) id: 1ff117f59a (このIDを非表示/違反報告)
御霊アイス(プロフ) - 舞都李さん» ありがとうございます、お褒めのお言葉はとても励みになります！割と見切り発車で始めた作品なのですが、お気に召したようで何よりです。これからも精進致します。舞都李様もお身体にお気を付けください。 (2021年1月28日 22時) (レス) id: 479222f424 (このIDを非表示/違反報告)
舞都李 - 好きです…！二宮さんが最推しなので結婚しようで泣きました()更新頑張ってください、応援してます！ (2021年1月27日 9時) (レス) id: 26fd9ad117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御霊アイス | 作成日時：2021年1月20日 0時
