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「A、お前いい加減ウチ入れってば」
「ヤダ、太刀川さん徹夜に付き合わせるんでしょ？無理無理」
「……俺せめてお前とチーム戦で顔合わせてぇんだけど」
「諦めな、私そもそもチームとか柄じゃ無いの知ってるじゃん」
「俺んとこも空きがあったら誘ってたわ。ごめんなぁA、お前の入る隙無くて」
「なんで私振られてんの」
弾バカと槍バカと横一列に並んで本部に向かう。ボーダー所属のクラスメイトはコイツらだけだから自然と仲が良くなった。
「マジお前勿体ない、この前生駒さん抜いたんだっけ？」
「うん、次は目指せ雪丸抜き」
ソロは当然A級になれない。
よって遠征にも行けないし、給料もA級に比べれば然程。モチベといえばこのランキングくらいなのだ。
と思っていたのだが。
「こんにちは、Aちゃん。今からこの実力派エリートの言うことをよぉく聞いてね？」
米屋、出水とランク戦をやる約束をし、三人で本部に来てみれば、これだ。
「迅さん、どうしたんすか？」
「いやねぇ未来がちょっと混雑気味でさ。Aちゃんがどうやらキーパーソンなんだよね。つーわけで、借りてって良いかな？近衛兵たち」
「誰がですか」
「Aは守らなくても強いっすよ」
「迅さんコイツらに教えてやってください、だからモテないんだよって」
「羨ましいくらい仲良いよねお前ら。じゃあAちゃん、玉狛支部に来てもらおうか」
「結論から言うとさ、入って欲しいんだよね。玉狛に」
「……え、は？」
突拍子も無さすぎて思いの外冷たい声が出てしまった。
「えっと……玉狛第二に入れってことですか？」
「いやいや、違うよ。あの子らにはちゃんと未来が用意されてるから。そうじゃなくて、ウチの隊員。
Aちゃんは、ちょっとこっちにいて欲しいんだよね」
迅さんが言うのなら間違いないのだろう。
でもやはり気掛かりな事はある。
「……私が今までソロ貫いてきた理由、知ってますよね？」
「勿論、だからこそ向いてると思うよ。玉狛は」
確かにあまり考えたことが無かったが、玉狛のスタイルは集団戦が苦手な私には向いているかもしれない。
過去に一度だけ、私をチームに組んでいた隊があった。でもあまりにも独り善がりな攻撃法、味方を巻き込む程の大胆すぎる旋空弧月、などの度重なる行動。
それ故にチームを脱退させられた。
私は完全に厄介者扱いされてしまった。
それ以来チーム戦がトラウマで、どこにも所属しなくなった。
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御霊アイス(プロフ) - Aoooooooさん» お褒めのお言葉ありがとうございます！一番好きだなんて、とても光栄でございます。まだまだ精進いたします。お身体に気を付けて、これからもお楽しみ頂けると幸いです。 (2021年2月2日 21時) (
レス) id: 479222f424 (このIDを非表示/違反報告)
Aooooooo(プロフ) - はじめまして。深夜帯にすみません。ここ最近の作品の中で1番好きな作品で、更新される度ワクワクして読ませていただいております。これからも応援してます！ (2021年2月2日 3時) (レス) id: 1ff117f59a (このIDを非表示/違反報告)
御霊アイス(プロフ) - 舞都李さん» ありがとうございます、お褒めのお言葉はとても励みになります！割と見切り発車で始めた作品なのですが、お気に召したようで何よりです。これからも精進致します。舞都李様もお身体にお気を付けください。 (2021年1月28日 22時) (レス) id: 479222f424 (このIDを非表示/違反報告)
舞都李 - 好きです…！二宮さんが最推しなので結婚しようで泣きました()更新頑張ってください、応援してます！ (2021年1月27日 9時) (レス) id: 26fd9ad117 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御霊アイス | 作成日時：2021年1月20日 0時
