犬猿の仲【Fischer's】

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シ「筋肉痛やべえ！」






マ「あれ難しすぎね？」






シ「馬鹿むずい」






ぺ「ンダホ汗かきすぎ」






ン「もうね、辛すぎ」






シ「でも楽しかったよな！」







楽しそうに撮影を終えた彼らが帰って来た。







「おかえり、諒」







汗だくの諒の肩にタオルをかけた。






こんな事するの高校生の時以来かもなあ。






シ「お、ありがとう」






「みんなにはスポーツドリンク買ってきたよ」






一人一人に丁寧に配った。






ありがとう、と笑うみんなの顔を近くで見て目に焼き付けたかったから。






ダ「ここからが本番か？」






シ「本番って何だよ」






モ「ある意味本番なんじゃない？」






ザ「確かに！」






シ「…具合は大丈夫か？」






誰にも聞こえないように耳元でそう聞いてくれる諒。






「うん、大丈夫」






そう返すと






シ「っしゃ！そしたらアスレチック第2弾やるぞ！」






と私の手を引いて1番楽しかったらしいアスレチックまで連れて行ってくれた。







「諒、これ私全部できたらどうする？」






ン「お、賭け事してるの？」






マ「勢いで結婚とか」






「それ私にデメリットしかないじゃん」






シ「お前な」






ああ、楽しい。






…楽しい！






ザ「シルクにやってほしい事やってもらうとかは？」






シ「こいつ絶対クソみたいな事しか言わねえよ」






「諒じゃあるまいし、言わないよ」







シ「お前は本当に」







「…じゃあシルクが決めてよ。私がこれ全部できたらどうするか」







諒は待ってましたと言わんばかりに







シ「お前は絶対全部出来るから何も賭けねえよ」







と笑った。








「…じゃあ私がクリア出来なかったら結婚ってことでどうよ」








諒は、どんだけ結婚したくねえんだよ、と笑った。







やっぱり私、諒のこと死んでも大好きだ。

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