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本当は見えていた。
Aとシルクが手を繋いでいるのが。
敢えて何も言わなかったのは
絶対俺のところに戻ってきてくれる、という自信からくるものではなく、
はたまた、指摘することで空気が気まずくなるのを避けるためでもなかった。
彼女の中で、シルクのことが好きって感情がまだ残っていることは
なんとなくわかっていたし
あの日から時間が7年経っても俺らの中ではまだ1週間も経っていなくて
彼女の心が7年前から何も変わらず止まったままなのもわかっていた。
だから口出し出来なかった。
もしこれでお酒の場とか関係無しに2人が付き合うことになっても
今まで付き合えたこと
7年ぶりに出会えたこと
Aをちゃんと抱きしめることが出来たから
後悔はない。
ただ、ほんの少しだけ寂しくなって
いつもより多めにお酒を飲んだ。
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みるふぃーゆ(プロフ) - 続編まってます! (2017年6月18日 21時) (レス) id: 5fdf902cad (このIDを非表示/違反報告)
レイマリ - 続編希望です!うん…はい!お願いします! (2017年6月18日 21時) (レス) id: 4811fdb367 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 続編待ってます!お願いします! (2017年6月18日 19時) (レス) id: a31160bc61 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - 続編希望です!でも、無理はしないでくださいね! (2017年6月18日 19時) (レス) id: ee93697f88 (このIDを非表示/違反報告)
アイランズ(プロフ) - 続編希望です! (2017年6月18日 18時) (レス) id: 53ad481aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すば∞なな | 作成日時:2017年5月22日 18時