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シルクが手を握ってきたのは
酔っ払っているからだろう、と思い込んでいた。
流れで握り返してしまったけれど
いつ離そう…
そんなことを考えながらお酒を飲んでいた。
7年前
シルクのことを意識しなかったかと言われたら
すぐに首を横に振るだろう。
中学生の頃、シルクのことが好きで
同じ塾に入ったりしたのは事実だから。
でも、彼女が出来て
この人のことは完全に忘れようと思っていた。
高校生になって、
シルクが私のことを好きだって風の噂で聞いた時は
少しだけ嬉しかったけれど、もう遅かった。
モトキくんに恋をしていたから。
シ「酒、おかわりいるか?」
「貰おうかな」
シ「ほらよ」
「ありがとう」
繋いだままの片手は
まだ心の中に少しだけ残る
恋愛への未練を浄化させるのに丁度良かった。
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みるふぃーゆ(プロフ) - 続編まってます! (2017年6月18日 21時) (レス) id: 5fdf902cad (このIDを非表示/違反報告)
レイマリ - 続編希望です!うん…はい!お願いします! (2017年6月18日 21時) (レス) id: 4811fdb367 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭 - 続編待ってます!お願いします! (2017年6月18日 19時) (レス) id: a31160bc61 (このIDを非表示/違反報告)
しらたま - 続編希望です!でも、無理はしないでくださいね! (2017年6月18日 19時) (レス) id: ee93697f88 (このIDを非表示/違反報告)
アイランズ(プロフ) - 続編希望です! (2017年6月18日 18時) (レス) id: 53ad481aee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すば∞なな | 作成日時:2017年5月22日 18時