俺が殺した。【Fischer's】

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シ「そういや、Aの好きなものとかあんまり俺ら知らねえよな」








彼女を待つ間も俺らの中の話題は彼女一色。








ン「モトキ知らないの？」







モ「付き合ってた期間3ヶ月くらいしかないから」







そう笑うと、少し空気は凍ったけれど







ぺ「甘いもの、好きじゃなかった？」







ぺけたんがその空気を壊してくれた。







マ「よくクレープ屋2人で行ってたよな」







ぺ「そうそう。あ、でも生クリーム嫌いとか言ってた気もする」







シ「じゃあなんでクレープ屋ばっか行ってたんだよ」







モ「Aはよくわかんないから」







そう、彼女はよくわからない人。







でもそこが魅力だったりする。







ザ「そういえば毎朝イヤホン付けてなかった？」







マ「確かに。あれ何聴いてたんだろうな」







お酒が進む。







Aには悪いけどお酒の誘惑にはどうしても勝てなかったんだ。







ダ「…夢やぶれて」







モ「ん？」







ダ「あいつが聴いてた曲」







ン「レミゼラブルの？」







ダ「そう。」








夢やぶれて…








曲自体を知らなかった俺はスマホを取り出し検索した。

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